木造阿弥陀如来立像(称念寺)
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更新日:2024年2月19日
称念寺
平成6年登載
称念寺は、浄土真宗高田派の寺院です。慶長3年(1598)日本橋に起立し、正保元年(1644)現在地へ移転しました。
木造阿弥陀如来立像は、称念寺の本尊です。像高78.2センチメートル、ヒノキ材で、割矧造という構造で制作されています。制作年代は、ふっくらとした面の取り方、左足を前に出す形、衣の線にやや形式化した固さが見られることなど、鎌倉時代後期の特徴が表われています。
また、本像の底部には、江戸時代の天明3年(1783)に修理を行なった旨を記し、その中に法橋洞月顕信という名があります。この顕信は当寺所蔵の仏涅槃図を描いた絵師で、本像修理の際に漆等の塗りを担当したものと思われます。
本像は、鎌倉後期制作という古い仏像である上、江戸時代の修理のさまをも伝えてくれる貴重な仏像です。
本像は非公開です。
木造阿弥陀如来立像
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