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北稲荷町遺跡旧広徳寺法淩院墓跡出土資料 一括

ページID:206896006

更新日:2024年2月19日

台東区教育委員会
令和5年登載

 本資料は集合住宅建設に伴い、平成30年(2018)の調査で出土したものです。
 大型石室墓内の埋葬用の方形木槨もっかく及び木棺や棺台さらに太縄等の縄類、その他では陶磁器類・木製品等が出土しています。石室内に石槨せっかくが構築され、その内側に木槨が入れられ、その内部に木棺を収め、その隙間は漆喰しっくいで満たされていました。棺台は木棺を乗せた状態で出土しており、木棺は58センチメートル四方ヒノキ材の板を組み合わせ、底面は3枚で作られています。
 遺構の遺存状態は比較的良好で、棺台は完形品です。
 本資料は残された文献から大名である加賀前田家11代治脩正室正子の墓であることがわかりました。また、棺台・太縄等埋葬時の方法が想定できる事例としては稀有であり、寛永寺旧りょう雲院うんいん(現国立西洋美術館地下展示室建設地)内にあった徳川御三卿清水家墓の埋葬記録(寛永寺所蔵)と同様であるものとしても貴重です。


埋葬遺構

お問い合わせ

生涯学習課文化財担当(生涯学習センター)

電話:03-5246-5828

ファクス:03-5246-5814

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