このページの先頭です
このページの本文へ移動

絹本著色親鸞上人絵伝(東本願寺)

ページID:553945679

更新日:2024年2月20日

東本願寺
平成元年登載

 東本願寺は天正19年(1591)江戸筋違門外(現・千代田区外神田)に光瑞寺の寺号で創建、明暦3年(1675)現在地に移転しました。
 この絵伝は3幅の掛幅装で、各々縦140センチメートルほど、横80センチメートルほど。浄土真宗の開祖親鸞の生涯から13の逸話を選び、各幅の画面を4~5段に分けて描いています。
 制作年代は不明ですが、ゆったりとした大らかな構図、きびきびとして力強く、素朴な味わいのある図柄であることから、室町時代末期までの制作と考えられます。さらに、本絵伝は13段形式ですが、室町末期以後に制作された絵伝の多くは15段で構成されていることも、この推定を裏付けています。
 この絵伝は、室町時代の絵画の特徴を伝える貴重な美術資料です。

お問い合わせ

生涯学習課文化財担当(生涯学習センター)

電話:03-5246-5828

ファクス:03-5246-5814

本文ここまで

サブナビゲーションここまで