このページの先頭です
このページの本文へ移動

百日咳

ページID:969826106

更新日:2025年4月25日

百日咳とは

百日咳は、百日咳菌による感染症です。
一年を通じて発生が見られます。
患者の咳やくしゃみなどのしぶきに含まれる細菌によって感染します。
乳児の場合、無呼吸発作など重篤になることがあり、生後6か月未満では死に至る危険性の高い病気です。症状がでたら早めに受診しましょう。
成人では、比較的軽い症状で経過することが多く、受診・診断が遅れ感染源になることがあります。
乳児の周りでは特に注意が必要です。

主な症状

6~20日程度の潜伏期間を経て、下記の症状が出現します。
症状は3期にわかれます。

カタル期(約2週間)

風邪症状がみられ、徐々に咳が強くなっていきます。この時期が最も感染力が強いです。

痙咳(けいがい)期(約2~3週間)

短い咳が連続的に起こり、咳の最後に大きく息を吸い込み、痰を出しておさまるという症状を繰り返します。激しく咳き込んだ後に、笛が鳴るような呼吸音が聞こえる「けいれん性吸気」は特徴的な症状です。

回復期(約2~3週間)

激しい咳は徐々におさまりますが、時折、発作性の咳がみられます。

感染経路

くしゃみや咳、気道分泌物の飛沫を吸入したり接触することで感染します。(飛沫・接触感染)

予防方法

有効な予防方法は予防接種です。
予防接種による免疫効果の持続は5~10年程度ですが、ワクチン接種により、百日咳にかかるリスクを80~85%程度減らすことができると報告されています。

予防接種法に基づく定期予防接種が生後2か月から行われています。生後2か月に達したら、早めに五種混合ワクチン(DPT-IPV-Hib)を接種しましょう。

また、日ごろから咳エチケットと手洗いを心がけましょう。

軽症でも菌の排出があるため、予防接種をしていない新生児・乳児がいる場合は、感染に対する注意が必要です。

治療

治療は、主にマクロライド系の抗菌薬で行います。

お問い合わせ

台東保健所 保健予防課感染症対策担当

電話:03-3847-9476

ファクス:03-3847-9424

本文ここまで

サブナビゲーションここまで