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プレコンセプションケアをご存じですか?

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更新日:2024年2月9日

プレコンセプションケアについて

プレコンセプションケア(プレコン)とは、将来の妊娠・出産に備えて、若い世代が自分たちの生活や健康に向きあい、健康管理を行うことです。
※WHOでは「妊娠前の女性とカップルに医学的・行動学的・社会的な保健介入を行うこと」と定義されています。

今、プレコンセプションケアが大切な理由は

若い女性のやせや肥満、出産年齢の高齢化は、不妊や流産、死産などのハイリスク出産の可能性が高くなると言われています。
そのため、プレコンセプションケアを実践して、妊娠前にリスクを減らしていくことが、健やかな妊娠・出産、さらには生まれてくる赤ちゃんの健康につながるのです。
妊娠や出産を考えていなくても、今の自分がさらに健康になり、より豊かな人生の実現につながります。
 

プレコンチェックシート

まずは、現在の自分の健康状態について振り返りましょう。
チェックシートは女性用・男性用ともにあります。ぜひ試してみてください。

気を付けたい健康習慣について

健康習慣を見直しましょう

チェックシートの結果はいかがでしたか。 
普段の健康習慣が大切です。自分の習慣を振り返りましょう。

1.体重

やせ(BMI18.5未満)は、貧血、骨粗しょう症の原因になるだけでなく、低出生体重児等の要因になります。
肥満(BMI25以上)は、妊娠糖尿病や妊娠高血圧症候群等などのリスクを高めます。
ご自身のBMIを確認し、適正体重を心がけましょう。

2.運動

運動は、心身の健康に良い影響を与えます。
プレコンセプションケアでは、1週間に150分の運動を目安にしています。
今よりも毎日10分長く歩いたり、台東区のスポーツ施設を活用したりして、適度な運動を続けましょう。

3.栄養・食生活

食事の基本は、主食・主菜・副菜をそろえて食べることです。
しかし若い世代を中心に、朝食の欠食や、やせの割合が高い傾向があります。
若い女性のやせや、妊娠期におけるエネルギーや栄養の不足は、早産や低出生体重児などのリスクを高めると言われています。
ご家族そろって、日頃からバランスの良い食事を心がけましょう。

4.睡眠

質の良い睡眠は、ホルモンバランスを整えます。
日中の心身の疲労を回復させるためにも、睡眠は重要です。
睡眠は、生活習慣病など、さまざまな病気の予防につながります。
日頃から質の良い睡眠がとれるよう生活習慣を整えましょう。

5.ストレス

過度のストレスは、抑うつや不安の原因になったり、ホルモンバランスが乱れたりする等、心身の健康に影響を及ぼします。
ストレスから完全に逃れることはできませんが、ストレスと上手に付き合うため、自分に合ったコントロール法を身につけましょう。

6.喫煙

台東区は男女ともに喫煙率が高く、特に女性の喫煙率は全国と比べると2倍になっています。喫煙は、流産や早産、低出生体重児の確率を高めます。現在喫煙している方は、妊娠する前に完全に禁煙しましょう。
禁煙が難しい方は、禁煙外来に相談しましょう。一定の基準を満たすと、保険適用になる場合があります。

7.飲酒

台東区では、男女ともに飲酒習慣のある人の割合が全国平均よりも高くなっています。
妊娠中は少量であってもお酒を飲んではいけません。妊娠中の飲酒は胎児へ影響を与え、生まれてくる赤ちゃんの体重減少・脳の障害など、様々な影響が出る原因の可能性となります。

8.感染症

感染症の中には、不妊の原因になったり、妊娠中にかかると赤ちゃんの健康に悪い影響を与えるものがあります。
日頃から感染症について正しい知識を身につけ、妊娠に備えましょう。

(1)性感染症

若い人の間で、性感染症が増えています。感染しても無症状のことが多く、治療に結びつかないこともあります。
性感染症の中には、不妊の原因になったり、妊娠中にかかると赤ちゃんの健康に影響を与えるものがあります。
保健所では、無料で性感染症の相談や検査(HIVと梅毒の検査)を実施しています。
パートナー間で、感染症の予防や治療に取り組むことが大切です。

(2)その他感染症

風しんやトキソプラズマなど、妊娠中に感染すると、赤ちゃんに悪い影響を与える恐れのある感染症があります。
おたふくかぜは、男性の不妊の原因になる場合があります。
感染症ですので、家庭内で移し合ってしまうこともあります。正しい知識を身につけて、妊娠に備えましょう。

健康に関するご相談

 台東保健所では、妊娠・出産をはじめ、様々な健康に関するご相談をお受けしています。
 ぜひお気軽に、下記担当までご連絡ください。

プレコンで将来に備えよう。

お問い合わせ

台東保健所 保健サービス課保健指導担当

電話:03-3847-9497

ファクス:03-3847-9467

浅草保健相談センター 保健指導担当

電話:03-3844-8172

ファクス:03-3844-8178

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