女性の健康について
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更新日:2023年2月7日
女性は思春期、成熟期(成人期)、更年期、老年期と女性ホルモンの変動により、心と体にさまざまな影響を受けます。また、仕事、結婚、育児などのライフステージによって男性とは異なった心身の変化をしていきます。そのため、世代によって注意したい症状や病気も大きく異なります。各ライフステージの特徴に応じた健康づくりのポイントを知り、充実した日々を過ごしましょう。
また、区では女性婦人科医師による相談を実施しています(予約制)。思春期、成人期、更年期、老年期までの女性特有の身体の変化や悩み、気になる症状がありましたら、お気軽にお問合せください。
ライフステージ別 女性の健康づくりのポイント
思春期
「思春期」はこどもから大人へ変わってゆく移行期全体をさす言葉です。この時期には女性ホルモンが上がっていくことによって、「二次性徴」と呼ばれるからだの変化があらわれます。また、心にも大きな変化がある時期です。
からだもこころも不安定な思春期だからこそ、気になること、気を付けてほしいことを知り、健康的な生活習慣を身につけましょう。
とうきょう若者ヘルスサポート(わかさぽ)【東京都のページ】(外部サイト)
思春期特有の健康上の悩みに対し、看護師等の専門職に電話で相談できます。
成人期
成人期は、女性の生涯にわたる健康の基礎を築く大切な時期です。また、就職、結婚、出産などさまざまなライフイベントにより生活や環境が大きく変化します。
普段からの健康管理と健康診断やがん検診などの定期検診を習慣にしましょう。
20代で知っていたい、と思うこと(東京都のページ)(外部サイト)
将来のライフプランについて考えて日々の生活と向き合う「プレコン」を知り、実践してみませんか。
更年期
閉経(1年間月経がない状態)の平均年齢は50.5歳ですが、これを挟んだ前後10年間を更年期と呼びます。卵巣から分泌される女性ホルモンは、40歳に入ったころから急激な低下が始まり、それに伴ってさまざまな身体的、精神的症状が現れるのが更年期障害です。
また、生活習慣病のリスクが上がってくるのもこの時期です。ホルモンが乱れやすい更年期の女性の病気やケアは、早めの対応が重要です。気になる症状は自己判断せず専門医に相談しましょう。
老年期
更年期を過ぎた50代半ば以降を老年期といいます。老年期を迎えると、女性ホルモンのひとつ、エストロゲンの分泌量が少なくなります。更年期を過ぎて体調が安定する一方で、閉経以降は生活習慣病のリスクが高まります。また、エストロゲンの減少によりうつ症状が現われることがあります。
定期検診の受診や持病の管理、生きがいづくりなど、今までの生活を振り返り、できることから始めましょう。
もっと知りたい方は・・・
ライフステージ別女性の健康ガイド(外部サイト)(外部サイト)
「女性の健康推進室ヘルスケアラボ」厚生労働省研究班作成サイトへのリンクです。
すべての年代の女性の方へ
女性特有の病気
●子宮頸がん
子宮の入り口付近にでき、20~40歳台で急激に増加しています。20歳を過ぎたら、少なくとも2年に1回、継続的に子宮頸がん検診をうけることをお勧めします。
「女性の健康推進室ヘルスケアラボ」厚生労働省研究班作成サイトへのリンクです。
HPV(ヒトパピローマウイルス)ワクチン(子宮頸がん予防ワクチン)接種
●子宮体がん
子宮の奥にでき、50歳以降の閉経後に多いがんです。しかし、近年若い世代での罹患者も増加傾向にあります。その要因の一つとして、高脂肪・高カロリーの食事の増加や、それに伴う肥満、糖尿病、高血圧などが挙げられます。
●乳がん
女性が罹患するがんの中で最も多く、年々増加しています。約9人に1 人が罹患します。乳房のしこり、乳房のえくぼや赤いただれなど皮膚の変化、わきの下や鎖骨近くのリンパ節の腫れ、乳房がへこむ、乳首から血が出るなどの症状が現われます。40歳以上の方は2年に1回乳がん検診を受けることをおすすめします。
「女性の健康推進室ヘルスケアラボ」厚生労働省研究班作成サイトへのリンクです。
健康診断・歯科基本健康診査を受けましょう
生活習慣病は知らないうちに、あなたに忍び寄っているかもしれません。予防・早期発見のために健診を受けて「あなたの健康」を見直すきっかけにしてください。
未就学児を持つ女性の健診受診率が特に低くなっています。お子さんがいるからこそ、自分の健康が大切です。ぜひ健康診断を受けましょう。
女性とアルコール
台東区の女性は国と比べて、毎日飲酒習慣がある人、1合以上飲酒する人の割合がどちらも約2倍以上多くなっています。(平成29年度総合健康診査(国保)受診者)
女性は肝臓が小さいことや、女性ホルモンがアルコールの代謝を抑制するため、肝臓への負担が大きく、男性よりも少ない飲酒量で、様々な健康問題のリスクが高まると言われています。
女性と喫煙
台東区の女性は国と比べて喫煙する人の割合がある人が約2倍多くなっています。(平成29年度総合健康診査(国保)受診者)
たばこは依存性をもつ薬物で、特に女性は男性に比べてたばこの害を受けやすいと言われています。乳がんのリスクが高まり、メタボリックシンドロームの原因になります。また、老化を早めますので、禁煙にトライしてみませんか。
関連情報
東京都女性のための健康ホットライン(東京都のページへ)(外部サイト)
東京都妊娠相談ほっとライン(東京都のページへ)(外部サイト)
東京都不妊・不育ホットライン(東京都のページへ)(外部サイト)
HUMAN+ 健康手帳(公益社団法人日本産婦人科学会が監修した健康手帳)(外部サイト)
お問い合わせ
台東保健所 保健サービス課保健指導担当
電話:03-3847-9497
ファクス:03-3847-9467