谷中三崎町会文書
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更新日:2024年2月26日
台東区教育委員会
平成23年登載 資料(1)・(3)・(5)から(9)
平成24年登載 資料(2)・(4)
谷中三崎町は江戸時代以来の町で、三崎坂の南北にわたっていました。谷中三崎町会が設立されたのは、明治38年(1905)のことです。本文書は、設立当初から昭和初期にかけての町会に関する資料で、次の9点からなっています。
(1)諏訪神社大祭費記録簿・谷中三崎町町会会計簿
(2)議事録
(3)日誌(壱号)
(4)日誌(弐号)
(5)日誌(参号)
(6)諏訪神社寄付簿
(7)諏訪神社月掛金領収簿
(8)丹後震災地義捐金寄附者
(9)諏方神社石玉垣石外柵階段改築寄附人名
資料にある諏方神社は江戸時代から当地の鎮守であり、現在も荒川区・台東区の25町会が氏子となっています(荒川区西日暮里3丁目4番8号)。
本資料は、町会の理事・会長として活躍した藤牧虎吉氏が所持していたもので、同家に伝来してきました。平成8年に町会長である野池氏に資料7点(1・3・5から9)が寄贈されました(平成25年に野池氏から台東区教育委員会に寄贈)。平成22年には、藤牧家から台東区教育委員会に残る資料2点(2・4)が寄贈されています。
これらの資料によると、当時の町会の主な活動は次のとおりです。
祭事(鎮守の祭礼・修復・造営)
衛生(種痘、塵芥処理、清潔法)
兵事(日露戦争関係、下谷区兵事会関係)
慶弔(葬儀)
救済(火災類焼者見舞金)
自警(夜番)
本文書は地域の歴史に関する資料であるとともに、関東大震災以前に設立された東京市内の町内会の設立・活動状況を示しており、近代町内会の研究資料としても貴重なものです。
諏訪神社大祭費記録簿・谷中三崎町町会会計簿
議事録
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