横山大観旧居
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更新日:2024年2月20日
横山大観記念館
平成7年登載
横山大観は、明治後期から昭和時代の日本画の大家です。明治元年常陸国(現在の茨城県)水戸の生まれ。明治22年東京美術学校(現在の東京芸術大学美術学部)で岡倉天心・橋本雅邦に師事し、卒業後は没線描法という新しい絵画技術を用いた作品を多く発表しました。さらに、水墨画に新たな境地を開くなど、日本画の発展に大きな足跡を遺しています。また、谷中、あるいは茨城県五浦を拠点とする日本美術院の創立・運営に傾注し、自らの研鑽だけでなく、後進の育成にも努めました。
大観は、明治42年より池之端の当地を住居とし、戦災等の一時的な疎開を除けば昭和33年に没するまで、ここが創作活動の拠点となりました。現存する2階建て数寄屋造り風の家屋や庭は、ほぼ昭和29年の建築(北側土蔵は大正時代)です。現在は横山大観記念館として利用されていますが、外観・間取り等は大観在世時のままです。1・2階とも採光に意を用いた設計、各部屋に床の間を設けるなど、日本画家の創作活動の場をよくつたえており、貴重な史跡です。
横山大観旧居
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