このページの先頭です
このページの本文へ移動

藤堂家墓所

ページID:924134465

更新日:2024年2月20日

寒松院
平成6年登載

 現在、上野動物園内にある藤堂家墓所は、江戸時代の伊勢国(現三重県)津藩主藤堂家歴代の墓所です。初代藩主高虎たかとら(1556~1630)は、戦国時代に浅井・織田・豊臣氏に仕え、のち徳川家康の信任を得て伊勢・伊賀国で32万石を領する大名となりました。高虎は、現在の墓所付近の一帯に屋敷を構えましたが、寛永2年(1625)の寛永寺建立に伴い、ここに東照宮とその別当寺寒松院を起立しました。以後、寒松院は寛永寺の子院として東照宮の別当を務めるとともに江戸での藤堂家菩提寺となりました。なお、江戸時代の藤堂家歴代墓所は、伊勢国津城下の寒松院にもあります。
 上野動物園内の藤堂家墓所は、すべて宝筐印塔型の塔です。初代高虎より10代高兌までの歴代藩主墓・供養塔10基、高虎夫人をはじめとする親族墓4基が南北2列に向かい合って並び、各所に石灯籠が立っています。いずれも3メートル50センチを優に超す堂々たる墓塔・供養塔群で、かつての大名墓の偉容を伝える貴重な史跡です。

お問い合わせ

生涯学習課文化財担当(生涯学習センター)

電話:03-5246-5828

ファクス:03-5246-5814

本文ここまで

サブナビゲーションここまで