こんにちは区長です（平成31年1月26日）

　1月26日（土曜日）、東京国立博物館平成館大講堂において、講演会シリーズ「江戸から学ぶ」の第7回目を開催しました。今回は、メディアで活躍中のロバート キャンベル先生（国文学研究資料館長）を講師にお迎えし、「江戸との対話から見えてくるもの」をテーマにご講演いただきました。
　江戸・明治時代の儒学者 東条琴台（とうじょうきんだい）の遺した先哲叢談（せんてつそうだん）や引札などを例に、刷り物から見えてくる当時の生活、人とのつながりなどの貴重なお話をいただきました。
　また講演後には、ロバート キャンベル先生に加え、江戸東京博物館名誉館長の竹内誠先生、東叡山寛永寺長臈の浦井正明先生にて、「江戸を未来に活かす台東区」というテーマでトークセッションを行い、江戸時代の文化と人々の暮らしのお話がなされ、当時の生活が目に浮かぶようで、とても有意義な時間を過ごすことができました。
　講演会シリーズ「江戸から学ぶ」は、昨年、江戸から東京に時代が変わって150年を節目にはじめた「江戸ルネサンス事業」の一環です。徳川御宗家18代当主徳川恒孝（つねなり）氏をお招きして開催したキックオフイベントから、今回の第7回にわたって、区に色濃く残る江戸文化に関する様々なテーマで実施し、毎回、大変多くの方にご参加いただきました。これまでの講演会は、ご参加できなかった方にもご覧いただけるよう、各講演会の内容をまとめた記録集を作成するための準備を進めています。完成しだい、「広報たいとう」などでお知らせしてまいります。
　3月には、「江戸たいとう伝統工芸館」がリニューアルオープンします。台東区には、江戸文化の素晴らしさが今なお瑞々しく息づいています。この地域資源を「江戸ブランド」として活かし、シティプロモーションを展開して、区の魅力の向上に努めてまいります。

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