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「フレイル」をご存知ですか

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更新日:2024年6月6日

「フレイル」という言葉を聞いたことがありますか?

フレイル(虚弱)とは

年齢とともに心身の活力が低下し、「健康」と「要介護」の中間の状態にあることをいいます。
多くの人が健康な段階からフレイルの段階を経て、要介護状態に至ると言われています。
フレイルには、「身体的フレイル(筋力の低下)」「社会的フレイル(社会とのつながりの低下)」「精神的フレイル(認知機能の低下)」の側面があり、これらが複雑に絡み合っています。

フレイルのきっかけは「社会とのつながりの低下」

特に、「社会とのつながり」が低下することが、フレイルの入口になっていることが分かってきています。


東京大学高齢社会研究機構・飯島勝矢氏「フレイル予防ハンドブック」より引用

フレイル予防は「早期発見」「早期対策」が重要

フレイルは、早めに予防すればするほど効果が高くなることが分かっています。
フレイルの兆候に気づき、普段の生活を見直すことで、いきいきと自分らしく過ごす期間が長くなります。

自分がフレイルかチェックしてみよう!

ご自身のフレイルの兆候を簡単に確認してみましょう。

イレブンチェック
番号 分類 質問項目 回答 回答
1 栄養 ほぼ同じ年齢の同性を比較して健康に気をつけた食事を心がけていますか はい いいえ
2 栄養 野菜料理と主菜(お肉またはお魚)を両方とも毎日2回以上は食べていますか はい いいえ
3 口腔

「さきいか」、「たくあん」くらいの固さの食品の普通に噛み切れますか

はい いいえ
4 口腔 お茶や汁物でむせることがありますか いいえ はい
5 運動 1回30分以上の汗をかく運動を週2日以上、1年以上実施していますか はい いいえ
6 運動 日常生活において歩行または同等の身体活動を1日1時間以上していますか はい いいえ
7 運動 ほぼ同じ年齢の同性と比較して歩く速度が速いと思いますか はい いいえ
8

社会性・
こころ

昨年と比べて外出の機会が減っていますか いいえ はい
9

社会性・
こころ

1日に1回以上は、誰かと一緒に食事をしますか はい いいえ
10

社会性・
こころ

自分が活気に溢れていると思いますか はい いいえ
11

社会性・
こころ

何よりもまず、物忘れが気になりますか いいえ はい

東京大学高齢社会総合研究機構・飯島勝矢氏「フレイル予防ハンドブック」より引用

右側の回答欄に○がついた場合は要チェック!質問項目の分類ごとに、取り組む予防ポイントを確認してみましょう!

フレイル予防のポイント

フレイル予防には、「しっかり噛んでよく食べる(栄養・口腔)」「運動をする」「社会参加をする」という3つのポイントをバランス良く取り組むことが大切です。

「運動」の項目にチェックのついた方

今より少しだけ、毎日多く体を動かしてみましょう。
例えば、このようなことから始めてみましょう!
・いつもより少しだけ歩くスピードを速くしてみる
・いつもより少しだけ歩幅を広くしてみる
・いつもより少しだけ座っている時間を減らしてみる
また、台東区オリジナル転倒予防体操があります。1日10分、気持ちよく体を動かしてみましょう。

ロコモティブシンドローム(運動器の障害によって移動する力が低下した状態)とフレイルには関連があります。こちらも合わせてご覧ください。

「栄養」「口腔」の項目にチェックのついた方

バランスのよい食事をとりましょう。主食・主菜・副菜を揃えると自然とバランスのとれた食事になります。また、筋肉のもとである「たんぱく質」を意識的にとりましょう。
そして、美味しく食べるためには、健康なお口が必須です。お口を清潔に保ち、お口の筋肉を鍛えましょう。

「社会性・こころ」の項目にチェックのついた方

1日1回、外に出ることから始めてみましょう。
自分に合った活動を見つけて、楽しみが出来るといいですね。そのためには、区内施設で実施している教室や講座、地域の自主グループに参加してみるのも一つです。シニアガイドには、社会参加の情報がたくさん掲載されています!


無理をせず、出来ることから始めましょう!

フレイル予防リーフレットを発行しています。高齢福祉課窓口や区内地域包括支援センターで配布しています。
合わせてご覧ください。

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お問い合わせ

高齢福祉課介護予防担当

電話:03-5246-1295

ファクス:03-5246-1179

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