カンピロバクター食中毒にご用心!
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更新日:2011年7月11日
近年、全国的にこの菌による食中毒が増えています。この食中毒は、家庭や店舗におけるちょっとした注意で予防することができます。カンピロバクターの特徴を知って、食中毒防止のポイントをおさえ、安全においしく食事を摂りましょう。
カンピロバクターとは?
普段は、鶏・牛などの家畜の腸内にいる細菌です。食肉処理時(肉に加工されるまでの過程)において、これらの肉に付着することがあります。中でも鶏肉からは高い割合で検出されます。
主な原因食品は?
- 鶏肉、牛肉の生食 (例:鶏刺身、牛生レバー等)
【現在、生食用の鶏肉・牛レバーは流通しておりません】
- 加熱不足の鶏肉、内臓料理 (例:焼き鳥、串焼きレバー等)
※バーベキューで生焼けの肉を食べて食中毒になった事例もあります!
- 二次汚染(図参照)された食品 (例:サラダ等全ての食品)
症状は?
- 下痢、腹痛及び発熱です。初期症状は風邪と間違われることもあります。
特徴は?
- 加熱に弱い!
75℃1分以上の加熱でやっつけられます。
- 少量の菌で発症する!
肉の鮮度に関係なく、カンピロバクターが付いている肉を生食すれば
食中毒になる可能性があります。
- 菌が体に入ってから症状が出るまでの時間が長い!
食べてから1から7日(平均2から3日)で発症します。
予防方法は?
- 食肉類は生食しない。
- 食肉類は中心までよく加熱して食べる。
(⇒菌は肉の内部まで入り込んでいるので、中心部までよく加熱しましょう。)
- まな板等の調理器具は用途別に使い分ける。(肉用、野菜用等)
- 生肉を触った後の手指、調理器具は念入りに洗浄して、消毒する。
※特に小さな子どもや高齢者などは、発症すると重症化する恐れがあります。O-157など他の食中毒菌による発症の恐れもありますので、肉は生食せず、必ず中心までよく加熱したものを食べて下さい。
カンピロバクター食中毒の発生原因と予防方法
より詳しくは東京都ホームページ(外部サイト)をご覧下さい。
お問い合わせ
台東保健所 生活衛生課食品衛生担当
電話:03-3847-9466
ファクス:03-3841-4325