「敦煌莫高窟壁画第57窟 西壁 龕外南側(初唐)」左:山本 浩之 / 右:小栗 宏明
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上方に「出家踰城」、下方に2体の菩薩像が描かれている。「出家踰城」は、悉達多太子が成人して、人間の生、老、病、死というもろもろの苦を目にし、出家を決心する。ある晩、馬に乗って城門を出て、深山で6年間苦行ののち、成仏したという話である。この壁画では、太子が馬に乗り、その馬の足を雲に乗って上昇する天人が担いでいる。
文化出版局刊『敦煌石窟』より
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