「敦煌莫高窟壁画第57窟 西壁 龕外北側(初唐)」上:前田 力 / 下:曽我 市太郎
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上方に「乗象入胎」、下方に2体の菩薩像が描かれている。「乗象入胎」は、釈迦の母親である摩耶夫人が夢で六牙を持つ白象を見たことで、懐胎し釈迦を産み落としたという話である。この画面では菩薩が象に乗り、その前では飛天が散華し、後ろでは奏楽飛天が楽器を演奏し、また白象の牙の上にも天人が立って楽器を奏でている。
文化出版局刊『敦煌石窟』より
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