こんにちは区長です（令和元年11月9日）

　11月9日（土曜日）、墨田区立すみだ北斎美術館において、「北斎と川柳」入賞者表彰式を実施しました。

　本事業は、今年が葛飾北斎没後170年であることを記念して、川柳家でもあった葛飾北斎が生まれた墨田区と、その川柳発祥の地である台東区の文化交流事業として実施したものです。本年7月から9月にかけて、台東区に色濃く残る江戸文化を題材とした「江戸たいとう部門」と、北斎とその作品などを題材とした「すみだ北斎部門」の2つのテーマで川柳を募集したところ、合わせて1,901件もの応募がありました。

　当日は、各部門の入選作品について、尾藤川柳氏（十六代川柳）をはじめとする審査員による入選理由を発表した後、私と山本墨田区長から入選者へ、表彰状の授与と記念品の贈呈を行いました。

　入選作品はどれも、江戸や北斎への思いを鮮やかに表現されていて、大変感心しました。また、入選者の中には、10代の方もおり、本事業が幅広い世代の関心を集め、そして台東区で発祥した川柳という文化の裾野が拡がったのではないかと思っております。

　現在すみだ北斎美術館において展示されている入選作品は、11月30日から浅草文化観光センター7階でも展示する予定です。皆様、是非足を運んでいただき、江戸や北斎をよんだ素晴らしい作品の数々をご覧ください。