こんにちは区長です（令和元年6月30日）

　6月30日（日曜日）、寛永寺輪王殿において、今年度初めてとなる、講演会シリーズ「江戸から学ぶ」を開催しました。
　区では、「江戸ルネサンス元年」と位置付けた昨年度から、江戸に関する様々な事業を展開しており、その一環として、本区に色濃く残る江戸文化の魅力の理解を深め、未来を拓く知恵やこころを学ぶことを目的に、本連続講座を開催しております。昨年度は、全8回の講演に定員のおよそ4倍となる約5,000人のお申込みをいただいたほか、受講者からもたくさんのご好評の声をお寄せいただきました。
　今年度第1回目となる講演会は、寛永寺長臈の浦井先生を講師にお招きし、「江戸城無血開城の真相と上野の西郷像建立裏話」についてお話をいただきました。勝海舟と西郷隆盛の談判の裏で重要な役割を果たしていた人物や、上野の山に西郷隆盛の銅像が建立された経緯についてなど、浦井先生が話される内容に会場は引き込まれ、あっという間に講演会は終了を迎えました。
　受講者から「自分が住んでいる台東区を舞台に歴史的事業が行われていたことを知ることで、区と江戸との繋がりが分かり、江戸をより身近に感じることができた」との感想が寄せられるなど、私は皆様の江戸に対する関心の高さを実感するとともに、「江戸に学び、未来を拓く」ことは本区の未来を支える力であると、改めて確信いたしました。
　今後も本連続講座をはじめ、様々な江戸ルネサンス事業を通して、国内はもとより海外の方にも、江戸文化の中心地であった本区の魅力を広く発信してまいります。