庚申塔
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更新日:2024年3月14日
浅草寺(浅草2丁目3番1号)8基
本龍院(浅草7丁目4番1号)6基
万隆寺(西浅草3丁目27番22号)1基
慶養寺(今戸1丁目6番22号)1基
瑞泉寺(今戸2丁目17番3号)1基
宝蔵院(清川1丁目3番5号)2基
不動院(橋場2丁目14番19号)2基
小野照崎神社(下谷2丁目13番14号)9基
西蔵院(根岸3丁目12番38号)5基
世尊寺(根岸3丁目13番22号)1基
根岸小学校前(根岸3丁目9番7号)3基
不忍池弁天堂(上野公園2番1号)2基
五条天神社(上野公園4番17号)4基
林光院(上野公園15番9号)1基
真如院(上野公園15番17号)1基
金嶺寺(谷中1丁目6番27号)1基
西光寺(谷中6丁目2番20号)1基
多宝院(谷中6丁目2番35号)1基
天王寺(谷中7丁目14番8号)10基
平成19年登載
区内に現存する庚申塔60基が区民文化財台帳に登載されました。多くが江戸時代の造立で、近代の造立は2基あります。
庚申塔は、庚申待ちの行事を行った際に造立した石造物で、一般に3年間連続して行った後に立てたといわれています。
庚申信仰は、中国の道教に説く三尸説が母体となって、日本で仏教や神道などの信仰や習俗などが習合して成立しました。三尸は人間の体内にいるという3体の精霊で、人間の罪科を監視し、庚申の晩に人が寝静まると体内から抜け出して天に上り、天帝にその人間が60日間に犯した罪科を報告します。しかし、庚申の晩に徹夜をすれば、三尸は天に上って天帝に人の罪科を告げる事ができず、早死にを免れて長生きをすることができるのです。
庚申塔に現れる主尊の多くは青面金剛ですが、大日如来や聖観音菩薩、地蔵菩薩などもあります。
台東区は早くから都市化が進み、時代による変化が顕著な地域です。また、震災や戦災による被害も大きく、地域に残された近世の民衆資料は、必ずしも多いとはいえません。こうしたなかで、庚申塔は地域に根ざした民衆の信仰を明らかにする一次資料です。同時に庚申塔には、庚申講の講員名が刻まれている場合が多く、江戸時代の風俗習慣、信仰を具体的に知る上で貴重です。
庚申塔(世尊寺)
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