「敦煌莫高窟壁画第257窟 西壁 九色鹿本生部分(北魏)」(左)藁谷 剛巳
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壁画について | ガンジス川辺に棲む九色の美しい鹿に溺れる男が助けられた。鹿は口外無用を誓わせるが、莫大な賞金欲しさに鹿との約束を守らず、男は王に居場所を告げる。王が鹿に遭い、事の次第を知るとその気高さに打たれ、以後仲間を捕まえたり殺したりしないと誓い、国は大いに栄えたという物語。川の流紋や鹿の姿、角の形等流麗であり、剥落や変色にも惹かれながら形の美しさを損なわぬよう留意した。左端灰変部は香を焚いた痕との事で、魅力を感じ克明に模写した。 | |
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制作者の紹介 | 1960 年 | 千葉県松戸市生まれ |
1985 年 | 東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業 | |
1987 年 | 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻日本画修了 | |
1989 年 | 薬師寺中門仁天王像彩色に携わる(~ '91) | |
1999 年 | 法務省保護局編集「更生保護」表紙絵担当(~ '00) | |
主な展示会 | 日本美術院展・個展・グループ展 | |
受賞歴 | 1982 年 | 千葉県展美術協会賞 |
1987 年 | 第2回有芽の会法務大臣賞 | |
1998 年 | 第1回東京日本画新鋭選抜展 奨励賞 | |
1999 年 | 春の院展 奨励賞 | |
2000 年 | 院展 奨励賞 |