こんにちは区長です(平成28年11月24日)
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更新日:2016年11月24日
平成28年11月24日
11月18日(金曜日)、文化庁文化審議会の答申があり、池之端にある横山大観画伯の自宅兼画室及び庭園が、貴重な文化財であることから、国の史跡及び名勝に指定される運びとなりました。区内では史跡として5件目、名勝として3件目の指定となります。
画伯は、明治41年に池之端に居を構え、自ら指示して造営した建物と庭園からなる邸宅で、多くの作品を制作しました。昭和12年には第1回文化勲章を受章し、昭和32年には台東区名誉区民第1号となっています。
昭和51年より、邸宅は横山大観記念館として公開されています。家屋・蔵・庭園など、在世時の居住空間がほぼ遺されており、日本画家の創作活動のさまを彷彿とさせてくれます。
24日(木曜日)、太田区議会議長とともに、記念館を訪ね、お祝いの言葉を伝えました。台東区名誉区民である画伯の旧宅と庭園が、国の史跡及び名勝に指定されることになり、本当に嬉しく思います。日本美術院発祥の地、台東区としても、日本の近代美術に大きな影響を与えた貴重な文化財を今後も継承するため、記念館を支援してまいります。
皆様もぜひ、この機会に横山大観記念館を訪れていただき、自然の風情を好んだ横山大観画伯の思想や感性を肌で感じていただければと思います。
横山隆館長ご夫妻、服部区長、太田議長
2階画室にて
旧宅及び庭園
横山大観
※画像「旧宅及び庭園」「横山大観」は公益財団法人横山大観記念館提供。