JR鶯谷駅・日暮里駅及び駅周辺の一層のバリアフリー化を求める要望書

提出決定年月日：平成16年3月22日

提出先：東日本旅客鉄道株式会社

　鶯谷駅のホームに至るエスカレーター・エレベーターの設置など、駅のバリアフリー化が、順次整備されていることに、心から感謝申し上げます。

　しかしながら、利用者や地域住民、更には来街者への利便性などを高めるためのバリアフリー化はいまだ十分とはいえない状況です。

　台東区議会は平成16年第1回定例会において｢JR鶯谷駅･日暮里駅及び駅周辺の一層のバリアフリー化を求める陳情書｣を趣旨採択したところです。

　誰もが利用しやすい駅の形状、駅機能や要員配置、そして駅を取り巻く環境の整備は、大変重要であり、東京都をはじめとした関係機関が緊密に連携を図りながら、それぞれの役割を認識し、適切な対策が講じることが必要であると考えます。

　台東区は平成16年に、鶯谷駅周辺まちづくり基礎調査を行い、交通量や土地利用の状況等の地域特性を把握するとともに、課題を整理してまいります。また、凌雲橋歩道橋については、安全性の向上を図るため、本年度、落橋防止工事を行い、さらに来年度は塗装工事を実施いたします。

　貴社におかれましても、バリアフリー化の一層の推進を図るため、エレベーターやエスカレーターの設置を初めとした、設備整備の可能性について、周辺環境などの物理的な検証を行い、可能なところから速やかに実現に向けた方策を執られることを要望いたします。