親子の防災「災害への備え」
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更新日:2024年4月19日
災害(地震)からお子さんを守ろう!
いつ起こるかわからない自然災害・・・備えはしていますか?
お子さんの命を守れるのは保護者の方だけです。
日頃から防災について考え、備えやシミュレーションをしておきましょう。
地震が起きたら、どうしたらいいの?
特に乳幼児や妊産婦は、避難に時間と支援を要することが多いため、普段からシミュレーションをしておくことが大切です。
◎地震発生時
(1)クッション・座布団など手近なものでお子さんと保護者の頭をガードします。
小さいお子さんの場合、覆いかぶさり体全体で守りましょう。
(2)冷蔵庫や食器棚、本棚など大型家具から離れてください。
(3)家族同士、大声で安否を確認しあいます。
◎揺れが収まったら
(4)割れたガラスや食器などでケガをしないよう、靴かスリッパを履きます。
(5)火元の確認と出口の確保をします。
火元を消し、電熱器具のコンセントを抜きます。次に玄関やドアを開けて出口を確保します。
(6)屋外では、瓦、屋根の落下、塀の崩壊などの危険にさらされます。
家屋の崩壊や火災が大きくなった場合以外は、慌てて屋外に逃げ出してはいけません。
(7)ラジオやテレビで正しい情報を聞いて、今後の行動を冷静に判断します。
「避難する、しない。」は、ラジオやテレビ・区の防災無線などの情報をもとに、冷静に行動を判断します。
家屋が倒壊した場合など、自宅での身の危険を感じたら、避難所へ避難しましょう。
また火災が大きくなった場合(延焼火災の場合)は広域避難所へ避難しましょう。
(8)避難する時は、ブレーカーを切ります。
漏電による火災防止のため、ブレーカーを切ります。また玄関の鍵も閉めましょう。
もよりの一時集合場所や避難場所を知っていますか?
台東区防災地図には、一時集合場所や避難所等が掲載されているので、確認しましょう。
また、「防災マップ」を作ることもお勧めします。
自宅周辺で起こりうる災害について知り、どんなことが起こりうるか想像してみましょう。
一時集合場所や避難所を書き込み、安全に避難できるルートかどうか実際に歩いてみましょう。
台東区防災地図には、一時集合場所や避難所等が掲載されているので、確認しましょう。
緊急持ち出し用バッグを見直そう!
緊急持ち出し用バッグには、第1次バッグと第2次バッグがあります。また、常時持ち歩く「常時携帯用避難バッグ」もあります。
◎第1次バッグ:命を守るために必要な非常用グッズ。
◎第2次バッグ:一時帰宅後、自宅では生活できないために避難所に行く際に持ち出すバッグ。
※自宅の安全が確保されている場合には、必ずしも避難所に避難する必要はありません。
ただし少しでも危険だと思ったら迷わず避難所へ避難しましょう。
まず、はじめに持ち出し用リストを作り、発災時に必要度の高いものから優先順位をつけて第1次バッグに詰めます。
入りきらなかったものを第2次バッグへ。 必ず1度は使ってみて、すべて使える状態にしておきましょう。
緊急持ち出し用バッグの内容例
リスト | ポイント | 避難バックの種類 | ||
---|---|---|---|---|
1次 | 2次 | 携帯 | ||
母子健康手帳・健康保険証・ (乳)医療証または(子)医療証 |
常に携帯し、大切なページはクラウドに。 | |||
おむつ(3日分)・お尻ふき | お尻ふきは、体をふく際にも役立ちます。 | |||
授乳用ケープ・ 授乳セット(3日分) |
日頃の授乳方法に合わせて準備を。 | |||
飲料水・ ミルク用の水(3日分) |
||||
スプーン・紙コップ・ キッチン用ラップ |
コップで少しずつ飲ませる方法もあります。 | |||
ガーゼ | 歯の汚れを落としたり、顔を拭いたり、乳児のお世話になにかと役立ちます。 | |||
抱っこ紐・おんぶ紐 | 避難の際や避難所で両手が使えるので便利。 | |||
非常食・離乳食 | 母乳やミルクで代用したり、大人の食事を取り分けることもできます。ベビーフードを備えておくと便利。 | |||
着替え・靴・ 防寒具(3日分) |
抱っこして避難する際にも歩ける子には靴を履かせておくと安全です。 | |||
バスタオル | 寝かせるときや防寒用にもなります。 | |||
おもちゃ | 使い慣れたおもちゃがあることで、心のケアにもなります。 |
リスト | ポイント | 避難バックの種類 | ||
---|---|---|---|---|
1次 | 2次 | 携帯 | ||
懐中電灯 | 停電時の必需品 | |||
靴・スリッパ | ガラスを踏むなど足元は危険でいっぱい。 | |||
着替え(3日分) | 防寒具も用意しましょう。 | |||
マスク・ 手指消毒用アルコール |
コロナウィルスやインフルエンザなどの感染予防のために。 | |||
携帯ラジオ | 正しい情報を入手するために。 予備電池も用意すること。 |
|||
携帯電話と充電器 | 連絡用。 | |||
生理用品・ビデ | 使い慣れたものを。生理用ショーツもあると便利。 | |||
貴重品 | 10円玉も公衆電話をかけるのに便利。 | |||
常備薬・救急用品 | お薬手帳も。 | |||
ゴミ袋・ビニール袋 | 防寒など思わぬことで 役に立ちます。 |
|||
ラップ・アルミホイル | 食べ物を包むだけでなく、 食器替わりにも。 |
|||
歯ブラシ(家族分) | 水がなくても使えるため用意しましょう。 |
避難バックは、どこに置いていますか?
災害時に扉が開かない、取り出せないことを想定しながら置く場所を考えましょう。
特にお子さん用のグッズは、数か所に置いておくことをお勧めします。
<例>
・周りに大きな家具がない場所(廊下など)
・玄関
・ベットの下
・車の中
・屋外の物置
あると安心、パーソナルカード!
パーソナルカードには、家族の写真や連絡先、緊急時に必要な最低限の情報を記入しておきます。
母子健康手帳や健康保険証、お薬手帳のコピーを貼っておきます。コピーして家族分を1人1枚もちましょう。
また家族写真は、避難中にはぐれた家族を探すときに役立ちます。
食べ物は「ローリングストック」で日頃から備えを!
災害が起きると、物流やライフラインが止まり、いつものように食べ物を手に入れることは難しくなります。また、慣れない生活で疲れやストレスがたまりやすくなります。そんなときに、温かくバランスのとれた食事が食べられると、心と体がほっと落ち着きますね。そのためには、非常時に備えた普段からの準備が大切です。栄養・食生活に関する備えについては、ぜひこちらをご覧ください。
地域の顔見知りを増やしましょう!
災害時は、家族だけではどうすることもできない状況も起こります。特に平日の昼間は、保護者が1人でお子さんをみている場合も多く、とても心細いと思います。そんな時に心強いのは「地域の力」です。日頃から、ご近所と交流し、いざという時に助け合える関係を築いておくことは安心につながります。
まずは、日頃の挨拶から始めましょう。また地域や町内会で行われる防災訓練にも積極的に参加して、地域の方と顔見知りになっておきましょう。
日ごろの健康管理を心がけましょう
被災時には十分な医療を受けられないことがあります。日ごろのケアでお口や心身の健康を保ち、病気の治療や薬の管理をしておくことが大切です。
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電話:03-3844-8172
ファクス:03-3844-8178
台東保健所保健サービス課
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