乳幼児のいるご家庭の防災
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更新日:2021年6月2日
乳幼児のいるご家庭の方や妊産婦の方はどうしても行動に制限がかかるため、避難行動に時間がかかりやすく、避難生活でも一般の方に比べてより不自由な生活を強いられやすい傾向があります。
災害対策基本法ではそういった災害時に特に配慮が必要な方を、高齢者や障害者とともに「要配慮者」として位置付けております。
このページでは要配慮者の方、特に乳幼児のいるご家庭の方に向けた防災行動について記載いたします。
まずは日ごろの備えから
乳幼児のいるご家庭や妊産婦の方が日ごろからできる災害対策が、以下のページにまとまっています。
まずは親子の防災(台東区ホームページ内)の内容を確認しましょう。
在宅避難のすすめ
災害が起きたらまずは避難所へ、というイメージが先行しがちですが、避難所は自宅での生活が困難な方向けの施設です。
避難所ではプライバシーの確保や感染症リスクなどもあり、窮屈な環境での生活を強いられることが予想されます。
避難所へ避難する前に、在宅避難が可能かどうか検討してみましょう。
在宅避難について、詳しくは在宅避難と備蓄について(台東区ホームページ内)をご覧ください。
避難が必要な場合
負担の少ない在宅避難を検討したうえで、それでも避難を余儀なくされてしまったときに備え、以下のような心構えをしておきましょう。
なお、避難行動や避難後の生活については震災と水害で異なるため、それぞれ個別に考えておく必要があります。
震災の時
避難行動について
慌てず、慎重にお住まいの地域の一時集合場所や避難所、避難場所に避難しましょう。
震災時の避難行動(一時集合場所等の所在含む)については防災地図(地震編)(台東区ホームページ内)に詳しく記載されています。
発災時に落ち着いて行動できるよう、平時から確認しておきましょう。
避難所生活について
もし避難所での避難生活を余儀なくされた場合、台東区の各避難所における乳幼児のいる家庭の方向けの備蓄などを紹介します。
避難所の備蓄品について
台東区内の各避難所にて備蓄している備蓄品には以下のようなものがございます。
- 粉ミルク(アレルギー対応含む)
- おしりふき
- 哺乳瓶
- 紙おむつ
※数量には限りがあります。避難の際には必要な物品をなるべくお持ちいただいくようよろしくお願いいたします。
※なお、在宅避難者の方に向けての物資はおおよそ発災4日目以降にお住まいの地域の避難所にて受け取ることが可能です。
上記備蓄品はあくまでも避難所への避難者の方向けの物資であることをご了承下さい。
避難所の生活環境について
避難所での生活環境は避難所の運営組織である避難所運営委員会が中心となって整備を行うため、区として統一されたものがあるわけではございません。
ただし、
- 相談窓口の設置
- 授乳室の設置
- 子供の遊びスペースの設置
等については区が作成している避難所運営マニュアル等に記しており、十分に配慮したうえで運営するようお願いしております。
水害の時
避難行動について
事前に避難行動の必要性が分かっている風水害については、他の方よりも早めの避難行動を心がけましょう。
なお、台東区では要配慮者の方に向け、風水害時に早めの避難を促す避難情報「高齢者等避難」を、「避難指示」に先駆けて発令いたします。
特に長期間の浸水が予想され、浸水想定区域外(上野公園以西)に避難する必要のある荒川氾濫が想定される場合は、更に早い段階で「自主的広域避難情報」を発表いたします。
大雨や台風が接近している時は交通機関の計画運休なども見込まれます、
早期避難のため、情報の収集を怠らないようにしましょう。
風水害時の避難について、詳しくは(重要)風水害時の避難場所について(台東区ホームページ内)やハザードマップ(水害・土砂災害)(台東区ホームページ内)をご覧ください。
また、風水害の種類や避難方法など、詳しい知識はたいとう区安全・安心ハンドブック(台東区ホームページ内)をご覧ください。
避難場所について
水害時に開設される「避難場所」は震災により自宅での生活が困難な方が継続的に生活を行う避難所とは異なり、命を守るために一時的に避難する場所として区職員により開設されるものです。
したがって水や食料等の備蓄はございませんので、避難の際には必要な物品等をご自身でご用意いただく必要がございます。
特に必要な物品の多い、乳幼児のいるご家庭は事前に前述の「親子の防災(台東区ホームページ内)」に記載されている「緊急持ち出し用バッグを見直そう!」をよく確認いただき、非常持ち出し袋の準備をしておきましょう。
お問い合わせ
危機・災害対策課
電話:03-5246-1094
ファクス:03-5246-1099