今日からはじめる!セルフケア
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更新日:2025年5月19日
気づいたときには手遅れに?
歯やお口は不調を自覚しにくい分、お手入れを後回しにしがちです。しかし、ささいな不調の時に対処しないと手遅れになってしまうこともあります。
静かに始まる歯周病
歯周病は自覚症状に気が付きにくく、いつの間にか進行していることが多い病気です。歯みがきの時に出血するような症状から始まり、最終的には歯が抜けてしまうのが歯周病です。糖尿病や誤嚥性肺炎など全身の病気とも関連が深いため、ささいな症状を見逃さず、お手入れや歯科受診をすることで重症化を防ぐことができます。
令和6年度 歯科基本健康診査より
歯ブラシでみがくだけではダメ?
歯ブラシで丁寧にみがいてプラーク(歯垢)を落とすことは大切ですが、歯ブラシだけでは約60%の汚れしか落とせません。残りのプラークは、他のアイテムを使って取り除く必要があります。
歯と歯の間や歯ぐきの中までは歯ブラシが届きにくく、プラーク(歯垢)が残ってしまいます。しかし歯周病はこの部分から始まっていくため、念入りにケアすることが大切なのです。
どんなアイテムをつかえばいいの?
【左:デンタルフロス】歯と歯の間の狭い隙間に使用します。初心者でも使いやすい『ホルダータイプ』のものや、指に巻いて使う『ロールタイプ』などがあります。
【右:歯間ブラシ】歯と歯の間の隙間が大きい場合に使用します。自分の歯の隙間の大きさによってサイズが違うため、歯科医院で自分に合うサイズを確認しましょう。
慣れるまでは少し面倒だと感じることがあるかもしれません。しかし、慣れてくると使わずにはいられないくらいお口がサッパリ!スッキリ!します。この感覚、味わってみませんか?
歯科医院は痛くなったら行くところ、になっていませんか?
痛みや詰め物がとれたなどの症状が出てから歯科医院に行くと、すでに重症化していて受診回数や費用がかかることがあります。定期的に通っていれば進行する前に病気を見つけることができ、治療となった場合も初期の治療で済むことが多いです。最後に歯科医院で歯をみてもらったのはいつですか? 症状が何もない時こそ、クリーニングを受けたり、歯やお口をチェックしてもらいましょう。
将来の自分の歯を守りましょう
自分に合ったセルフケアを身につけましょう
ステップ1 まずは歯科医院に行く
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ステップ2 自分のお口の状態を知る (歯や歯ぐき、かみ合わせ、飲み込みの機能など)
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ステップ3 自分に合ったケアの方法を教えてもらう (お手入れの方法は、人それぞれ違います)
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ステップ4 お家でセルフケア実践あるのみ! (そして半年に1回を目安に定期健診を受けましょう)
歯やお口は一人ひとり違います。歯並び、歯や舌の形・大きさ、自分ではわからない歯みがきが苦手な場所などさまざまです。歯科医院でチェックをしてもらい、自分に合ったお手入れ方法を教えてもらうことが、健康への近道です。将来の自分の笑顔や健康を守るためにできることを、少しずつでも始めてみませんか。
お問い合わせ
台東保健所 保健サービス課母子成人保健担当
電話:03-3847-9449
ファクス:03-3847-9467
