カラスによる被害を防ぐために
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更新日:2023年5月31日
繁殖期のカラスの特徴
カラスは3月末頃から巣をつくり始め、4月から7月上旬頃にかけての繁殖期に卵を産み、ヒナを育てます。この時期、親ガラスは卵やヒナを守るため、巣に近づいた人を鳴き声などで威嚇したり、後ろから人の頭上をかすめて飛ぶなどの攻撃をすることがあります。
カラスの繁殖期の間は、巣の近くを避けて通るなどなるべくカラスを刺激しないようにしましょう。また、身近に巣をつくらせないことがカラスによる被害を防ぐことにつながります。
路上を歩くカラス
巣づくりを防ぐには
樹木の枝切りを行う
葉がよく茂った樹木は巣が外から見つかりにくいため、カラスが巣をつくりやすい場所と言えます。枝を刈って見通しを良くしましょう。また、樹木の枝が三つ又になっている部分は巣が安定するため、同様に巣をつくりやすい場所です。3本に分かれた枝を1本切るなどしましょう。
針金ハンガーを取らせない
カラスは主に木の枝や針金ハンガーで巣をつくります。針金ハンガーは頑丈なこともあり、カラスの巣の良い材料となりますので、ベランダなど屋外に放置しないようにしましょう。
カラスの巣
生ゴミをカラスに取らせない
都会のカラスがその数を大きく増やした背景には、エサとなる生ゴミが多いことが挙げられます。カラスはエサが手に入りやすい地域に巣をつくりますので、生ゴミを出す際はカラスに生ゴミを荒らされない工夫をしましょう。
例えば
- 生ゴミを水切りし、ゴミ袋の中心に入れて外から見えなくしてからゴミ袋を出す
- 収集日の前夜からごみ出し場所に出さない(早朝カラスに荒らされるため)
- 防鳥ネットでしっかりとゴミ袋をおおう(ネットからゴミ袋がはみ出していると効果が無い)
- ゴミ袋をふた付き容器に入れて出す
防鳥ネットでゴミをおおうと…
親ガラスの威嚇や攻撃を防ぐには
身近に巣をつくられてしまった場合は、巣の近くで立ち止まったりしないようにしましょう。う回路があれば利用し、なるべく巣を避けて歩きましょう。また、帽子をかぶって頭を保護する、傘を差したり棒状の物を頭上にかざしたりしながら歩くのも効果的です。(カラスに頭上を飛ばせないようにする)
成長して巣を離れたばかりのヒナは飛ぶ能力が未熟なため、巣立ちの途中に誤って木の上から地面に落下してしまうことがあります。このような場合、親ガラスはヒナを守るために、通行人などを激しく威嚇します。落下したヒナの近くには決して近づかないようにしましょう。
攻撃が激しい場合は
鳥獣保護管理法の規定により、都知事の許可を得た者でなければ、卵やヒナがいるカラスの巣を撤去したり地面に落ちているヒナを捕獲することはできません。
民有地において、親ガラスが巣や卵、ヒナを守るために、民有地外の通行人などに対して激しい威嚇や攻撃をし、被害が発生するおそれのある場合は、区が巣の撤去またはヒナの捕獲を行いますので、環境課までご相談ください。
相談窓口
巣の撤去に関する問合せは、下表の相談窓口へご連絡ください。
営 巣 場 所 | 相 談 窓 口 | 電 話 番 号 |
---|---|---|
民有地 | 環境課 公害指導相談担当 | 03-5246-1283 |
区立幼稚園、小学校、中学校等敷地内の樹木等 | 台東区教育委員会 庶務課 教育施設係 | 03-5246-1421 |
区道の街路樹 区立公園内の街路樹(区立ポケットパーク含む) |
公園課 公園工事担当 | 03-5246-1322 |
国道の街路樹 4号線:昭和通り・6号線:江戸通り |
国土交通省 東京国道事務所 亀有出張所 | 03-3600-5541 |
都道の街路樹 58尾久橋通り・306明治通り・313尾竹橋通り 314橋場通り・315蔵前橋通り・319言問通り 437中央通り・437不忍通り・453春日通り 462国際通り・463浅草通り・464吉野通り 457道灌山通り(谷中3丁目22~24番) 452神田白山線〔東京メトロ千代田線湯島駅周辺〕 (池之端1丁目1番、上野2丁目11番、 上野1丁目5~7番、上野1丁目13~15番) |
東京都建設局 第六建設事務所 台東工区 | 03-3841-0495 |
電信柱、送電線など | 東京電力パワーグリッド | 0120-995-007 |
首都高速 | 首都高速道路 お客様センター | 03-6667-5855 |
恩賜上野公園内 | 上野公園管理事務所 | 03-3828-5644 |
都営谷中霊園内 | 都営谷中霊園管理事務所 | 03-3821-4456 |
お問い合わせ
環境課 公害指導相談担当
電話:03-5246-1283