これからの公園整備について(今後の整備予定)
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更新日:2024年10月3日
区ではこれまで、地域の特色や利用者の意見などを踏まえ、子育てやバリアフリー、防災機能の強化など様々な視点で、公園を整備してきました。一方、社会状況や区民の価値観の変化に伴い、公園に対するニーズはさらに多様化しており、今ある公園をさらに有効に活用し、より魅力ある公園としていく必要があります。
そこで、令和2年度に区の公園に参考となる他自治体の事例の調査、令和3年度に公園の利用状況やニーズを把握するための利用実態調査及びアンケート調査を実施し、それらの結果を活用し、整備の手法や規模、優先度などについて検討を行いました。
これからの公園整備(検討の結果)
(1)公園整備の考え方
「安全に利用できることを前提に、多様化するニーズに区内の公園全体で応えていく」
(2)整備の方向性
利用実態調査及びアンケート調査の結果のほか、各公園の基礎データや職員による現地調査の結果をもとに、現段階での各公園の整備の方向性を3つに分類しました。
分類 | 整備内容 |
---|---|
再整備 | ・要改修箇所の対応に加え、多様化するニーズを踏まえ、新たな機能を導入します。 (2,000平方メートル以上に限る。) |
・要改修箇所の対応に加え、利用実態等に沿った整備をします。 | |
施設更新 | ・経過年数が30年以上を基準とします。 ・複数の要改修箇所をまとめて工事で対応します。 |
維持 | ・経過年数が30年未満を基準とします。 ・要改修箇所を個別の工事で対応します。 ・要改修箇所がない場合は、現状維持とします。 |
※要改修箇所とは、安全確保や利便性向上を図るため、計画的な改修を要する箇所をいう。
※緊急時などの部分的な修繕の必要が生じた場合は、別途工事を行う。
(3)再整備について
再整備では、公園の全面整備を行うことで、「新たな機能の導入」または「利用実態に沿った整備」を進めます。
(1)新たな機能の導入
アンケート調査等の結果をもとに、台東区の公園に求められている利用者のニーズを把握しました。これに対応するための機能として、水遊び施設、スポーツコーナー、インクルーシブ遊具をはじめ、台東区にない遊具の導入等を検討します。新たな機能の導入にあたっては、他自治体の事例の調査結果を活用し、公園面積等の条件を考慮するとともに、区全体でバランスに配慮した配置とします。
(2)利用実態に沿った整備
利用実態調査等の結果をもとに、利用者に偏りがみられる公園や、近隣の公園との棲み分けが可能な公園について、新たな役割を担う公園として再整備します。
(例)遊具中心→休憩中心(子供の利用が少なく、大人の利用が多い公園)
児童向け→学齢前向け(学齢前の子供の利用が多く、周辺に児童向けの公園がある)
(4)公園トイレについて
・「さわやかトイレ整備方針」及び「都市公園の移動等円滑化整備ガイドライン(令和4年3月改訂)」を踏まえ、計画的な整備を推進します。
・トイレの規模については、これまでの建築可能面積の視点に加え、利用実態調査の結果を踏まえて検討します。
・整備手法については、規模が変わる場合、または、材質の見直しが必要な場合は「改築」とし、規模が変わらず、かつ、材質の見直しが不要の場合は、躯体を再利用して施工できる「改修」とします。
・整備時期については、できる限り公園自体の整備時期に合わせて整備を行います。
公園整備の進め方
経過年数や費用の平準化などを視野に、整備の方向性に沿って、計画的に公園を整備していきます。なお、整備の方向性の分類については、定期点検の結果や要改修箇所の対応状況により、必要に応じて見直しを行います。
整備予定(行政計画の期間にあわせて公表)
事業内容 | 令和5年度 | 令和6年度 | 令和7年度 | |
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再整備 | 設計 | 小島公園 | 千束公園 | 田原公園 待乳山聖天公園 |
工事 | ー | 小島公園 | 千束公園 | |
施設更新 | 設計 | 谷中清水町公園 | 岡倉天心記念公園 根岸二丁目児童遊園 |
ー |
工事 | 妙亀塚公園 堤児童公園 |
谷中清水町公園 | 岡倉天心記念公園 根岸二丁目児童遊園 |
事業内容 | 令和5年度 | 令和6年度 | 令和7年度 | |
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改築 | 設計 | 西町公園 小島公園 |
柳北公園 | 田原公園 待乳山聖天公園 |
工事 | 大正公園 | 西町公園 小島公園 |
柳北公園 | |
改修 | 設計 | 谷中清水町公園 | ー | ー |
工事 | ー | 谷中清水町公園 | ー |
お問い合わせ
公園課 公園計画担当
電話:03-5246-1324
ファクス:03-5246-1319