復興小公園(3) 千束公園
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更新日:2023年9月13日
現在の千束公園
台東区内に15か所ある復興小公園のうちの一つです。千束小学校に隣接しています。園内の東側には広場があり、西側には複合遊具やブランコなどの遊具が設置されています。また、大きなイチョウが植えられており、秋には綺麗に紅葉します。一時集合場所に指定されており、非常用照明やマンホールトイレなどの防災設備が整備されています。
開設当初に設置された施設は現在残されていませんが、公園の形状は当時のままであり、ブランコやトイレなど、当時と同等の機能を有する施設があります。
所在地:台東区浅草4丁目24番7号
面 積:約2,221平方メートル
開 設:1930年
主な施設:複合遊具、ブランコ、砂場、水飲み、日除棚、トイレ
複合遊具
広場(奥に見えるのは千束小学校)
トイレ
開設当初の整備概要((公財)東京都公園協会所蔵「千束公園案内」より)
この公園は、帝都復興計画による52か所の小公園のうちの一つで、浅草区千束小学校の南側に隣接している。本園の東西は道路に面しており、南側は一部が道路に、ほかは住宅地に接している。園内は大体東西の二つに分かれており、東側は児童の遊び場に、西側は広場になっている。本園の南側道路から住宅の間にある正門を入れば、鉄平石を張りつめた四角形模様の舗装が広がり、そこには休養するためのベンチがある。その先には約910m2の大きな広場があり、広場の周りには緑陰樹が植えられている。本園の北西側の隅には、道路への出入口と学校への通路があり、そこには飲用水栓も設けている。北東側の隅は一段高いテラスとなり、テラス上には洒落た藤棚と休憩所があり、本園の趣と利用の中心となっている。休憩所と反対の南側には、管理人詰所とトイレがある。その両方の建物の間には楼門形の建造物があり、児童の遊び場との境となっている。その建造物のアーチ部分は滑り台となっている。児童の遊び場は約260m2あり、中央に丸い砂場を配置し、その左側にブランコを、右側にジャングルジムを設置してある。児童の遊び場の北側は学校の通用口となっており、それに接して本園の東門が道路に沿って開かれている。また、照明灯やベンチは園内の所々に配置されている。
【植栽樹木】
高木 18種 155本(シイ、イチョウ、ケヤキ、サクラ、カヤ、ポプラ、プラタナス、サイカチ等)
低木 14種 664株(アオキ、サンゴジュ、ヤツデ、ウバメガシ、ツツジ類、マサキ、トベラ、メギ、ピラカンサス、ジンチョウゲ等)
開設当初の鳥瞰図
開設当初の平面図
資料提供:(公財)東京都公園協会
お問い合わせ
公園課公園計画担当
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