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復興小公園(10) 御徒町公園

ページID:517051266

更新日:2024年7月19日

現在の御徒町公園

 台東区内に15か所ある復興小公園のうちの一つです。御徒町台東中学校(旧:御徒町小学校)に隣接しています。園内の東側は遊具広場となっており、複合遊具やブランコなどの遊具が設置されています。また、暑熱対策としてミスト遊具が設置されており、夏場には涼をとることができます。西側の広場には大きなケヤキの木が多く植えられており、涼しげな緑陰を形成しています。そのほかにも、流れのある池や大きな藤棚があり、ナンジャモンジャと呼ばれるめずらしい樹木も植えられています。一時集合場所に指定されており、非常用照明やマンホールトイレなどの防災設備が整備されています。
 開設当初に設置された施設は現在残されていませんが、公園の形状は当時のままであり、池や藤棚、トイレなど、当時と同等の機能を有する施設があります。

所在地:台東区台東4丁目13番3号
面 積:約3,312平方メートル
開 設:1931年
主な施設:複合遊具、ブランコ、砂場、ミスト遊具、健康遊具、水飲み、藤棚、トイレ、池

開設当初の整備概要((公財)東京都公園協会所蔵「御徒町公園案内」より)

 この公園は、帝都復興計画による52か所の小公園のうちの一つで、その中でも面積の大きい公園であり、下谷区御徒町小学校の南側に位置している。本園は元加藤子爵邸敷地の一部であるため、同邸の庭園が残されているので、やや面影は変わっているが、小公園としては珍しい優雅な日本風の山水庭がある。園内は西側半分を約1,000m2の長方形の広場として、緑陰樹を列植してある。北側には近くの町会により寄附された旗竿が立っており、祝祭日には国旗が高く翻る。広場の北西側と南西側の両隅には道路への出入口があり、東側正面のテラス上には簡素な藤棚とコンクリート造りの休憩所がある。その奥は、池の中島より東側小広場へ細道が通じ、石橋が架っている。テラスの北側より左へ小学校運動場への連絡口があり、その右側には滝口へ水を送る動力ポンプ室があるが、これも近くの町会より寄贈されたものである。ポンプ室の前を通って細い園路を進むと、滝口のある山へ入り、沢飛石で細流を渡って山を越えると、東側の小広場へ出る。日本庭園の南側及び東側の約260m2を児童の遊び場として、砂場、ジャングルジム、滑り台、ブランコ、飲用水栓等を設置して、児童の安全な遊び場となっている。なお、トイレ、管理人詰所、照明灯、ベンチ等が園内の適所に設置してある。

【植栽樹木】
高木 19種 180本(シイ、マテバシイ、カシ、モチ、モッコク、ツバキ、カヤ、イチョウ、ケヤキ、サクラ、エンジュ、センダン、プラタナス等)
低木 25種 700株(トベラ、モッコク、クロマツ、アオキ、ヤツデ、サンゴジュ、キャラ、サカキ、ヤマブキ、ニシキギ、ユキヤナギ、ウバメガシ等)

御徒町公園(当時の鳥瞰図)
開設当初の鳥瞰図

御徒町公園(当時の平面図)
開設当初の平面図

資料提供:(公財)東京都公園協会

お問い合わせ

公園課公園計画担当

電話:03-5236-1324

ファクス:03-5246-1319

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