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顔真卿・自書告身帖

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顔真卿・自書告身帖

顔真卿・自書告身帖

顔真卿・自書告身帖

顔真卿・自書告身帖

顔真卿(709~785)筆/唐・建中元年(780)

作品解説皇帝に尽くし、反乱に立ち向かった忠臣として知られ、書法史では王羲之(おうぎし)と並ぶ大家として尊敬される顔真卿の書。肉筆楷書としては現存する唯一の作品である。皇子の教育係に転任するよう命じられた辞令(告身)を自ら書いたもので、顔真卿72歳の書。

名誉職に任命されたものの、まだまだ自分は現役であると主張しているかのような、強い気迫を感じさせる書風がみどころ。縦画の送筆部分を最も太くすることで迫力を表現しているが、変化しているのは線の外側であり、内側を直線的にすることで空間の美しさを保っている。