平成22年度予算案の概要 |
1 予算の基本的考え方 |
国は、平成22年度の経済見通しについて、「景気は緩やかに回復していくと見込まれる。」としていますが、「先行きのリスクとして、雇用情勢の一層の悪化、デフレ圧力の高まりによる需要低迷、海外景気の下振れ、為替市場の動向等に留意する必要がある。」との認識も示しています。 区の財政状況は、主要な歳入である特別区交付金が平成21年度に続き減収となるとともに、特別区税も平成17年度以来5年ぶりに減収となっています。一方、生活保護費の増加に加え、進展する少子高齢化への対応、区有施設の維持・保全など、増大する様ざまな財政需要を抱えており、今後もさらに厳しさが続くものと予測しております。 こうした中、平成22年度予算は、「予算編成方針会議」において、急激に変化する社会経済情勢や厳しい財政状況について、全庁的な意識の共有化を図るとともに、改定する長期総合計画後期計画の着実な実行と区民が安心して生活を送ることができるための施策へ重点的な財源配分を行いました。 | |
一般会計予算は、歳入歳出それぞれ887億円となり、前年度と比較すると、7億円の増、約0.8%の増となっています。 |
2 平成22年度各会計予算(案) |
(単位:千円,%) |
会 計 名 |
本年度 |
前年度 |
比 較 |
増減率 |
一般会計 |
88,700,000
|
88,000,000
|
700,000 |
0.8
|
国民健康保険事業会計 |
20,844,000
|
22,428,000
|
△1,584,000 |
△7.1
|
後期高齢者医療会計 |
3,796,000
|
3,490,000
|
306,000 |
8.8
|
老人保健医療会計 |
51,000
|
91,000
|
△40,000
|
△44.0
|
介護保険会計 |
11,448,000
|
10,899,000
|
549,000
|
5.0
|
老人保健施設会計 |
50,428
|
149,908
|
△99,480
|
△66.4
|
病院施設会計 |
452,771
|
496,347
|
△43,576
|
△8.8
|
用地会計 |
4,000,003
|
4,000,003
|
0
|
前年同 |
合 計 |
129,342,202
|
129,554,258
|
△212,056
|
△0.2 |
平成22年度当初予算の主な重点事業 |
● は平成22年度の新規事業 |
〜「にぎわい いきいき したまち台東」の実現に向けて〜 |
3つの将来像のための重点事業 |
1 にぎわいと活力のまち |
● | (1) | 産業振興プラン策定のための実態調査 | ● | (2) | 外国語サポートダイヤル | |
● | (3) | 台東・墨田観光アートプロジェクト | ● | (4) | コレクション展 朝倉文夫 | |
● | (5) | 商店街創業支援モデル | ● | (6) | 商店街街路灯LED化促進支援 | |
● | (7) | 第1回したまち演劇祭の開催、第3回したまちコメディ映画祭in台東の開催 | (8) | 世界遺産登録推進 | ||
(9) | 街並み景観整備 | (10) | 芸術文化・産業連携モデル | |||
(11) | 浅草文化観光センターの整備 |
2 いきいきとした個性あるまち |
● | (12) | (仮称)谷中防災・コミュニティ施設の整備 | ● | (13) | 事業所ビル省エネ化推進 | |
(14) | 環境にやさしいエネルギー利用推進 | (15) | 交通システム(回遊性)検討調査 | |||
(16) | 新防災船着場整備 | (17) | 水辺の散策ルート整備 |
3 暮らしやすいまち |
● | (18) | 子育て短期支援、いっとき保育 | ● | (19) | 在宅リハビリテーション支援 | |
● | (20) | 小・中学校ICT教育の推進 | ● | (21) | 千束保育園等大規模改修 | |
● | (22) | 緊急保育事業「小島保育室」の開設 | ● | (23) | 幼児教育共通カリキュラムの策定 | |
● | (24) | 第68回国民体育大会東京国体開催準備 | (25) | 小規模特別養護老人ホーム・身体障害者生活ホームの整備 | ||
(26) | 台東区歴史・文化検定 |