平成22年度当初予算(案)の主な重点事業

(額は千円単位を四捨五入)
(●は平成22年度の新規事業)

3つの将来像のための重点事業
1 にぎわいと活力のまち

 

●(1)産業振興プラン策定のための実態調査
570万円 (にぎわい計画課)

 リーマンショックに端を発した百年に一度といわれる不況、経済のグローバル化、雇用環境の多様化、産業構造の変化など、本区の産業を取り巻く社会経済状況は大きく変化し、また、そのスピードも加速している。
 こうした状況に適切に対応するには、産業を担う企業の役割や、産業を支援する行政の対応など、本区の産業振興施策の方向性を示し、具体的な事業を効果的に実施することが重要となる。
 そこで、本区の産業全般における実態把握及び課題整理のためと、今後に策定を予定している(仮称)台東区産業振興プラン(計画期間平成24年度〜28年度)の検討資料とするため、実態調査を実施する。

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●(2)外国語サポートダイヤル
100万円 (にぎわい計画課)

 事前登録した区内の商店や飲食店において、外国人観光客の言葉がわからないときなどに対応するため、多言語での簡易通訳が可能な「サポートダイヤル」を設置する。これにより、外国人観光客に安心して来訪してもらうとともに、お店のおもてなし向上を図る。
 平成22年度は、浅草地区を中心にモデル実施。次年度以降は、その検証を踏まえ、区全域に広げていく。


開始時期 平成22年6月から

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●(3)台東・墨田観光アートプロジェクト
1,011万円 (文化振興課)

 東京藝術大学と墨田区との連携による地域型アートプロジェクトを、3年計画で実施する。東京スカイツリーと浅草を結ぶ地域に芸術作品を設置するなど、観光の視点を採り入れた様々なプロジェクトを展開する。本事業を通じて、芸術文化の振興を図るとともに、国際観光都市としての魅力を発信する。


主催 台東区、墨田区、東京藝術大学による実行委員会
時期 平成22年4月から平成25年3月
場所 台東区、墨田区内各所、東京藝術大学

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●(4)コレクション展 朝倉文夫
900万円 (文化振興課)

 日本彫塑界の最高峰であり文化勲章受章者でもある朝倉文夫氏の自宅兼アトリエである朝倉彫塑館(国の名勝指定)は、保存修復工事のため平成21年から4年間休館をしている。この工事期間中、朝倉作品や朝倉彫塑館の魅力の発信と鑑賞機会の創出を図るため、東京藝術大学の協力を得て「コレクション展 朝倉文夫」を開催する。


展覧会名 コレクション展

 Part1 朝倉文夫

 Part2 芸大コレクション

会場

Part1 朝倉文夫
 東京藝術大学大学美術館3階展示室3・4

Part2 芸大コレクション
 東京藝術大学大学美術館地下2階展示室1・2

主催

台東区、(財)台東区芸術文化財団、東京藝術大学

会期

平成22年4月6日(火)〜6月6日(日)

展示内容

約60点 墓守、時の流れ、大隈重信像等
内覧会、ギャラリートーク等を実施

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●(5)商店街創業支援モデル
440万円 (産業振興課)

 商店会が空き店舗を借り上げ、区内で創業し、アトリエ店舗を開設する入居者を空き店舗に誘致する。区は、商店会に対して店舗借り上げ費用の一部と、入居者に対してアトリエ店舗を開設する経費の一部を助成する。

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●(6)商店街街路灯LED化促進支援
382万円 (産業振興課)

 商店会が、東京都特定施策推進型商店街事業を活用し、地球温暖化対策(CO2削減の取組み)として、LED街路灯の設置や街路灯ランプのLEDランプへの交換に要する経費の一部を助成する。

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●(7)第1回したまち演劇祭の開催、
    第3回したまちコメディ映画祭in台東の開催
演劇祭 2,190万円 (にぎわい計画課)
映画祭 6,280万円 (観光課)
 

 国内外から演劇団体を誘致し、新たな客層に台東区の誇るべき文化である実演芸能に触れ合う機会を創出することで、本区の魅力を国内外にアピールし、にぎわいの創出を図るとともに、区民が身近に新たな実演芸能に触れ合える機会を提供するため、演劇祭を開催する。
 また、第3回を迎えるコメディ映画祭も同時期に開催することで相乗効果を高め、より一層の誘客に繋げるとともに、本区の特色を活かした事業を展開する。なお、開催期間中に会場周辺の地元商店会等と協力し、区民・来街者も楽しめるイベント等を開催し、文化・産業・観光の振興を図っていく。


【第1回したまち演劇祭】
主催

(仮称)「したまち演劇祭」実行委員会

時期 平成22年8月10日(火)〜9月20日(月・祭)
会場 1.台東デザイナーズビレッジ講堂・教室
 <小島2丁目9番10号 小島アートプラザ内>

2.上野恩賜公園野外ステージ

3.雷5656会館

4.木馬亭

5.浅草見番

6.東洋館

7.浅草花やしき

事業内容
(詳細未定)
○演劇団体による公演

○地元小中学生等対象「演劇ワークショップ」の開催

○地元商店会等とのタイアップイベント

【第3回したまちコメディ映画祭in台東】
主催

「したまちコメディ映画祭in台東」実行委員会

時期 平成22年9月16日(木)〜9月20日(月・祭)
会場 (上野地区) 上野恩賜公園野外ステージほか

(浅草地区) 浅草公会堂ほか

事業内容
(詳細未定)
○邦画・洋画のコメディ映画(新作・旧作)の上映

○映画出演者・制作関係者等参加イベント

○地元商店会等とのタイアップイベント

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(8)世界遺産登録推進
462万円 (世界遺産登録推進担当)
 

 国立西洋美術館の世界遺産登録実現に向け、まちの気運を高め、地域住民の理解を深めるため、講演会の開催、小学生向けのパンフレットの作成など、登録推進事業を実施する。
 また、2009年の世界遺産委員会での「情報照会」決議への対応について、2011年の世界遺産登録を目指し、国や東京都との連携・調整を行う。

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(9)街並み景観整備
8,759万円 (産業振興課)
 

 商店会の総意で「街並み景観整備方針等」を策定し、その方針により商店街で景観協定を締結した後、その協定が区から認定された場合、協定に沿って実施する街並み景観整備事業に要する経費の一部を助成する。


実施予定商店会

雷門東部商店会、伝法院通り東商店会、
浅草花屋敷通り商店街、
奥山おまいりまち商店街振興組合

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(10)芸術文化・産業連携モデル
500万円 (産業振興課)
 

 東京藝術大学と区内地場産業事業者が協働し、商品開発を行う産学連携モデル事業を実施する。このモデル事業を通して、藝大と区内地場産業事業者の連携方法等を調査・検討し、芸術文化と区内産業の連携した商品開発を促進する。
 平成22年度は、地場産業である皮革産業の製品の中でも一番身近なアイテムである財布をテーマとして、財布を「saif」と表記し、「saif」試作品の製作を行う。

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(11)浅草文化観光センターの整備
2億6,989万円 (観光課)

 東京スカイツリー開業などによる観光需要を視野に入れるとともに、国際観光都市として相応しい施設に機能を強化し、観光客の利便性や回遊性の向上を図るため、同センターの改築を行う。平成22年度は、本体工事を行う。


所在地

雷門2丁目18番9号

新センター開設時期

平成23年中予定

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