「動の馬」、「静の射手」、人馬一体の美技を約2万人が堪能「浅草流鏑馬」
ページID:848157213
更新日:2025年4月19日
鎌倉武士の狩装束を身にまとい、疾走する馬上から、壱ノ的、弐ノ的、参ノ的を次々と弓矢で射抜く古式ゆかしい「浅草流鏑馬(やぶさめ)」が19日(土曜日)、隅田公園内の特設馬場で行われ、約2万人の見物客が堪能しました。
今回のポイント!
英語でのアナウンスを実施し、国際的な観光地「浅草」として、多くの外国人観光客をおもてなししました。
流鏑馬
流鏑馬の射手を務めたのは、鎌倉時代の礼法、弓術や弓馬術を今に伝える小笠原流の門人たち。「インヨーィ(陰陽-射)」と、静まり返った特設馬場に響き渡る射手の掛け声。勇ましい狩装束の射手が、緑の樹々のトンネルを駆けぬける馬上から、54cm四方の3つの的を次々と射抜きました。鏑矢が見事命中し、的に仕掛けた紙吹雪がパッと飛び散ると、見物客から拍手が湧き起こりました。
草鹿
一方、隅田公園の山谷堀広場(浅草7丁目)では、流鏑馬の執行に先立って、日本古来の伝統行事である草鹿(くさじし)を台東区弓道協会の主導で行いました。草鹿は、約20m離れたところから、高さ約110cmの鹿の形をした的をめがけて弓を引くものであり、烏帽子(えぼし)に直垂(ひたたれ)姿の射手が、大勢の見物客が見守る中、腕前を競いました。
当日の様子
流鏑馬の様子
総奉行を務めた台東区大河ドラマ 「べらぼう」活用推進協議会の桑山征洋会長
流鏑馬を楽しむ大使館関係者
草鹿の様子
開催概要
日時
令和7年4月19日(土曜日)
草鹿は午前11時45分から
流鏑馬は午後1時から
会場
台東区立隅田公園内特設馬場(花川戸1丁目)
主催
台東区
執行
小笠原流弓馬術礼法宗家 小笠原 清忠 氏
共催
台東区弓道協会・一般社団法人 浅草観光連盟
お問い合わせ
観光課
電話:03-5246-1151
ファクス:03-5246-1515
