令和3年第4回区議会定例会 区長発言
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更新日:2021年12月21日
はじめに
本会議の冒頭に当たり、一言申し上げます。
今年は、国立西洋美術館が世界文化遺産に登録されてから7月で5周年を迎えました。区では、文化的・建築的価値を将来の世代に着実に継承するため、記念講演や特別展、児童による絵画コンクールを企画し、国内外に広く発信してまいりました。
過日の記念式典でメッセージをいただきました、たいとう世界遺産連絡協議会 石山和幸会長が、先月お亡くなりになりました。突然の訃報に接し、謹んで哀悼の意を捧げます。
石山会長は、10数年に渡り、台東区とル・コルビュジエ財団との連携を図り、国立西洋美術館の世界文化遺産登録のため東奔西走され、並々ならぬご尽力を賜るなどご貢献を賜り、深甚なる敬意と感謝を表します。今後も国立西洋美術館の文化的・建築的価値を将来の世代に着実に継承してまいります。
新型コロナウイルスワクチンの接種について
次に、ワクチン接種について申し上げます。
本区においては、本年5月より、希望されるすべての方に安心して接種していただけるよう、円滑なワクチン接種への取り組みを行ってまいりました。おかげさまで、85%を超える方々が2回目の接種を終了されています。医師会や医療機関、接種会場をご提供いただきました皆様には、多大なるご協力をいただき感謝を申し上げます。
3回目のワクチン接種につきましては、2回目の接種後6か月を経過した医療従事者と高齢者施設の入居者の皆様は、準備ができ次第速やかに接種を進めます。65歳以上の一般高齢者の方々については、国の指示に基づき期間を7か月に短縮して速やかな接種に努めてまいります。
希望される区民の皆様が円滑に追加接種を行っていただけるよう、取り組みを進めてまいります。
子育て世帯への臨時特別給付金について
次に臨時給付金について申し上げます。
子育て世帯への臨時特別給付金については、国の方針が二転三転する中、区民の皆様の声や社会情勢を踏まえ、現金でかつ速やかに支給することと判断しました。
児童手当を受給されている世帯には、今月23日に支給する先行給付分に加え、本日、補正予算を提出させていただき、追加給付の5万円につきましても今月27日に支給いたします。また、16歳から18歳までの世帯には、現金10万円を一括で、年明けに支給する予定です。
新型コロナウイルス感染症の影響により負担が増している子育て世帯の皆様に、給付金を有効に活用していただけるよう、円滑な支給に努めてまいります。
おわりに
来年度、区では新型コロナウイルス感染症による区民生活及び事業者活動の影響など、社会経済状況の変化を的確に捉え、施策及び取組みを効果的・効率的に展開するため、区政運営の長期的指針である「長期総合計画」を修正します。今後も、感染状況や景気動向を注視しつつ、臨機応変に必要な対策を講じてまいります。
本区の更なる発展に向け、引き続き皆様のご理解ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
(注 本文は口述筆記ではないため、表現その他若干の相違があります。)
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