永寿二年三月瓶
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後漢・永寿2年(156)
作品解説 | “永寿二年三月~”から始まる、黒漆(くろうるし)による早書きの隷書が書かれた後漢時代の陶製の甕(かめ)。墳墓に納められた副葬品であり、文章は故人の埋葬を地下(死後の世界)の役人に報告したものと考えられている。中華民国3年(1914)、陝西省西安より出土。 みどころは中央の“永寿二年”。行自体は徐々に右へ流れているが、“年”の最後の縦画を思い切り太く左へ引っ張ることで安定感を保っており、書としても優れた作品である。 |
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