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「敦煌莫高窟壁画第445窟 南壁 阿弥陀浄土変相(盛唐)」(右)松坂 慎一

ページID:252951348

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( 平成9年度 135.0cm × 104.3cm )

壁画について本図は阿弥陀如来などの諸仏の治める浄土を描き、仏国世界の壮麗で、喜びに満ちた有様を表現することに重きがおかれている。変相図とは、仏教の経典の内容や説話を描いた図の事。画面は上方から虚空段・三尊段・宝池段・父子相迎会の部分からなる。中尊及び両脇侍菩薩は、それぞれの平台に双樹、宝蓋の下に坐し、数多くの聖衆が囲繞する。棕櫚の様な南方的な樹木が興味深い。図は変色や煤煙による黒ずみ・部分的な剥落はあるが総じて完好。
制作者の紹介1973 年東京都生まれ
1995 年東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業
1998 年東京藝術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻日本画修了
1999 年東京藝術大学大学院美術研究科保存修復日本画専攻修了
主な展示会2000 年個展(ギャラリーゴトウ)(同~ '02・'04)
2003 年個展(ヤジマギャラリー)
第21回上野の森美術館大賞展入選
2004 年新生展入選(新生堂/南青山)(同~ '05)
2006 年個展(ギャラリーオカベ)
受賞歴1993 年安宅賞
2004 年利根山光人ビエンナーレ北上 奨励賞