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「敦煌莫高窟壁画第380窟 東壁 北側天王(隋末唐初)」戸倉 英雄

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敦煌莫高窟壁画第380窟 東壁北側天王(隋末唐初)

敦煌莫高窟壁画第380窟 東壁北側天王(隋末唐初)

敦煌莫高窟壁画第380窟 東壁北側天王(隋末唐初)

敦煌莫高窟壁画第380窟 東壁北側天王(隋末唐初)

( 平成15年度 209.0cm × 95.8cm )

壁画についてこの天王図は、隋代末から唐代初めまでに比較的狭小に造られた窟の(奥面の仏龕に対面した)中央入口の左右壁を二対で守護するかの様に描かれた像の内、持物の仏法具より持国天とされている。温和な面立ちが特徴的であり、赤茶の背景、単純な配色、簡素な描線を工夫しており(損傷、変色、加筆なども著しいが)素朴で力強い。それは盛隋、盛唐のような優雅さはないものの、まさに変動の時代を生き抜く精神を反映しているかの様であり、往時の姿が偲ばれる。
制作者の紹介1977 年京都府生まれ
2002 年東京藝術大学美術学部絵画科日本画専攻卒業
2004 年東京藝術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻日本画修了
現在京都市にて作家活動中
栃木県佐野市立葛生伝承館においてフレスコ壁画を制作中(2020年完成予定)
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