平成20年度 「 SASICO 」 久世 温子
ページID:558565297
制作者より | 今と比べモノが少なかった時代、日本の人は古くなった着物や布きれなどを捨てずに保管して、再利用していた。その中で布を重ね、糸を何針も縫いつけて丈夫にし、保温・補強効果を持つ布にするという「刺し子」に着目し、今、ゴミ化していくビニール袋やショップ袋を、この技法をヒントに再生できるのではないかと試みた。貨物トラックの幌を利用したバッグや、ジュースのパッケージで商品を作るなど、ゴミでプロダクトを作る行為は今や珍しくないが、日本の古典的な技法を使っている、という点で一線を引いておきたい。 | |
---|---|---|
作者の紹介 | 2005 年 | 東京藝術大学美術学部デザイン科入学 |
2009 年 | 東京藝術大学美術学部デザイン科卒業 | |
受賞歴 | 2009 年 | 台東区長奨励賞 |