令和3年度 「 ある英雄の為めの饗膳 」 元場 葵
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制作者より | 制作場所には、歴代の学生達が焼き損じを 捨ててきた” モノハラ” がある。土に還ることのない陶片は堆く、屋根をも超える山となっている。同じ場所で生きていたが存在を知らず、出会うことのなかった人達。品に成ることがなかった陶器の破片。此処には、即物的には結ばれることがな かったものたちが眠っている。それらを架空の場所で出会わせる。バラバラだったモノたちが混ざり合い、新たに蘇生するための舞台。縄文土器、青銅器など、儀式用の器物は装飾性に富 んでいる。装飾-願いや祈りを、執拗なまでに紡ぎ、 私達を葬送する為の祭器として、飾り立て捧げる。 | |
作者の紹介 | 1994年 | 愛知県生まれ |
2016年 | 東京藝術大学美術学部工芸科 入学 | |
2020年 | 東京藝術大学美術学部工芸科 卒業 | |
2022年 | 東京藝術大学美術研究科工芸(陶芸)専攻修了 | |
受賞歴 | 2018年 | 東京藝術大学安宅賞受賞 |
2019年 | 瀬戸・藤士郎トリエンナーレ入選 | |
2020年 | 卒業制作 台東区長奨励賞受賞 | |
2022年 | 修了制作 台東区長奨励賞受賞 |