平成29年度 「 肌 」 北林 加奈子
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制作者より | 私たちは、無数の感覚器を持つ皮膚膜に包まれ、存在している。外の世界や、他者との間にある目に見えない隔たりに、絶えずジレンマを抱えながら、微かな気配にも感覚を研ぎ澄まし、感じるさまざまなことを手がかりにして生きている。自分と外界との壁、境界を形づくっている皮膚の上で行われる、小さな交信の一つ一つ、感触の一つ一つは、何より信憑性があり、確かなものだと思う。私はそこに、目に見えないものへの信仰とも言えるような、尊さを感じている。 | |
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作者の紹介 | 1990 年 | 東京都生まれ |
2016 年 | 多摩美術大学美術学部工芸学科陶専攻卒業 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程彫刻専攻入学 | |
2018 年 | 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程彫刻専攻修了 | |
受賞歴 | 2017 年 | 2074夢の世界アワード グランプリ |
2018 年 | 台東区長奨励賞 | |
作者のHP | http://www.kanakokitabayashi.com/(外部サイト) |