平成22年度 「 絵の肌 」 佐々木 美穂子
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制作者より | 絵画は層にして描かれています。何度も塗り重ねられ、最後に描かれた層が絵画の表面となります。鑑賞者は一番上の層から下の層を透かしてみているのです。表面に現れた物が最も深いのではないかと私は感じています。そのような感覚から、人間の皮膚をモチーフに描きました。肌を拡大すると見える三角形の網目模様を表現するために木の板の上に三角形の和紙を並べ、その上に油絵具で何度も層を重ねました。みる角度や距離や光の具合によって様々な絵の肌をみせてくれます。 | |
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作者の紹介 | 2011 年 | 東京藝術大学美術学部絵画科油画専攻卒業 |
2013 年 | 東京藝術大学大学院美術研究科修士課程絵画専攻油画修了 | |
2018 年 | 東京藝術大学大学院美術研究科博士後期課程美術専攻油画修了 | |
受賞歴 | 2008 年 | 久米賞 |
2011 年 | 台東区長賞 |