台東区の地勢
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更新日:2015年4月1日
武蔵野台地と下町低地
23区の地形図
台東区の地勢は、武蔵野台地の東端と隅田川を臨む沖積低地、いわゆる下町低地から成り立っています。
武蔵野台地は、箱根山や富士山の火山灰が降り積もってできた洪積層で、上野台、本郷台、豊島台、淀橋台、目黒台、荏原台、久が原台と連なる高台の総称でもあります。
原始時代の台東区
台東区の地形図
一方の下町低地では、利根川や入間川が合流するかつての隅田川が、土砂を運び続けたことにより、川岸では駒形付近が4メートル、浅草寺付近が3メートル、蔵前から千束三丁目までが2メートルと、ゆるやかな微高地となっています。
このため、内陸部へ海が入り込んでいた原始時代には、上野台は半島、下谷や浅草の一帯は海、待乳山と鳥越付近には島が存在していたとされています。
江戸時代の台東区
江戸期の水路
台東区内には、谷田川や忍川といった自然河川のほか、江戸期に造作された水路が張り巡らされていました。
しかし、関東大震災を契機とした都市化とともに、戦後の焦土処理や道路需要への対応のため、次第にこれらの埋立てや暗渠化が進み、現在では隅田川と神田川だけが、その姿を現しています。
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