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区内各地の地勢

ページID:254837121

更新日:2015年4月1日

上野の山と隅田川

上野の山(上野台)

 上野公園や谷中の寺院・墓地が立地する上野台は、旧谷田川(藍染川)の谷筋を挟んで西側の本郷台と相対し、標高は約20メートルとなっています。

不忍池しのばずのいけ

 当地一帯は東京湾の入り江でありましたが、そのの海岸線の後退とともに取り残されて池になったと考えられています。周囲約2キロメートルという現形げんけいは、明治17年の競馬場建設に伴う埋め立てにより、ほぼ出来上がりました。

待乳山まつちやま

 待乳山まつちやまは、もともと本郷台から続く台地の一部でしたが、海の激しい浸食により削られ、現在の「山」の部分だけが残されました。標高は約9.8メートルで、下町低地では珍しい自然の高台です。

神田川

 井の頭池を水源とする神田川は、江戸初期には江戸城の東の日比谷入江に注いでいましたが、洪水から江戸城や蔵地を守るため本郷台を掘削するという大規模な土木工事が行われ、直接隅田川に流れるようになりました。

隅田川

隅田川の原形は、関東山地を水源とする入間川で、江戸時代になって、江戸と川越との水運確保のため荒川の流路りゅうろを入間川に付け替え、この時から今の隅田川は、「荒川」と呼ばれるようになりました。明治後期の大水害を機に荒川放水路が造られ、昭和39年の河川法改正により、この人工河川が「荒川」に、自然河川である荒川は「隅田川」となり、荒川の支流と位置づけられました。

  • 隅田川に架かる橋

お問い合わせ

広報課広報担当

電話:03-5246-1021

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