旧東京音楽学校奏楽堂(重要文化財)
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更新日:2024年5月22日
旧東京音楽学校奏楽堂
▲明治23年当時の東京音楽学校
▲現在の外観
▲演奏用としては国内最古のパイプオルガン
旧東京音楽学校奏楽堂は、東京藝術大学音楽学部の前身、東京音楽学校の施設として、明治23年に建築され、日本における音楽教育の中心的な役割を担ってきました。2階の音楽ホールは、かつて瀧廉太郎がピアノを弾き、山田耕筰が歌曲を歌い、三浦環が日本人による初のオペラ公演でデビューを飾った由緒ある舞台です。
創建から80年近く経過した昭和40年代に入ると、建物の老朽化が目立つようになり、校舎を都外へ移設する構想が持ち上がりますが、昭和58年に台東区が東京藝術大学から譲り受けることとなりました。そして、昭和62年に現在の地へ移築・復原し、「旧東京音楽学校奏楽堂」として一般への公開を開始しました。さらに、翌63年には、日本最古の洋式音楽ホールを有する建造物として、重要文化財の指定を受けました。以来、旧奏楽堂は「生きた文化財」として、建物の公開のほか、演奏会や音楽資料の展示を行ってきました。
平成25年4月より建物保全のため休館していましたが、耐震補強や保存修理等の「保存活用工事」やパイプオルガンの修理を終えて、平成30年11月2日(金曜日)にリニューアルオープンしました。
施設情報
■ 公 開 日 : 日・火・水曜日のほか、ホール使用のない日
■ 公開時間 : 午前9時30分~午後4時30分(最終入場:午後4時)
■ 休 館 日 : 毎週月曜日(祝休日と重なる場合は翌平日)、年末年始(12月29日~1月3日)、特別整理期間
■ 入 館 料 : 一般 300円(200円) 小・中・高校生100円(50円)
※( )内は、20人以上の団体料金 ※ 未就学児は無料です。
※ 障害者手帳または、特定疾患医療受給者証をお持ちの方とその介助者の方は無料です。
※ 毎週日曜日は、台東区内在住・在学の小・中学生とその引率者の方は無料です。
■電話番号:03-3824-1988
■所 在 地:〒110-0007 台東区上野公園8-43
360度画像
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展示室4
展示室5
客席中央通路からの眺め
客席前列
演奏者の視点
2階ホワイエ
ホールへ続く階段
玄関ホール
瀧廉太郎像がある前庭
正門から車寄せまでの眺め
保存活用工事(平成27年12月~平成30年6月実施)について
▲外壁補強の様子
▲正面玄関ポーチの補修の様子
▲屋根目地漆喰の塗り直しの様子
旧東京音楽学校奏楽堂の文化財的価値を保存し後世へ継承するとともに、今後も「生きた文化財」として活用を継続するために、保存活用工事を行いました。建物内外部の補修工事、塗装工事を基本とした現状修理のほか、耐震補強工事を行い、十分な安全対策を講じるとともにセキュリティ機能の向上や老朽化した設備機器の更新も行いました。また、文化財的価値を維持・継承していくことを前提に、利用者や来館者の利便性を向上させる取り組みとして、ホール客席の取替え、ホール防音窓設置、出演者用トイレの設置なども行いました。
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お問い合わせ
旧東京音楽学校奏楽堂
電話:03-3824-1988