このページの先頭です
このページの本文へ移動

浅草寺遺跡

ページID:403642256

更新日:2010年12月1日

 隅田川西岸の微高地が最も広く高くなる地点に立地し、古代には遺跡周辺を下総国(現・千葉県)へ抜ける官道が通っていたようです。浅草寺は寺伝によると、推古天皇36年(628)の創建で、区内最古の寺院として著名です。本堂・五重塔の再建や影向堂ようごどう新設等の調査により、奈良・平安時代の遺構が確認され、仏具等の須恵器(古代の陶器)、和同開珎わどうかいちん等の皇朝十二銭こうちょうじゅうにせん(古代の貨幣)などが出土しています。また、多数の中世の瓦が出土し大きな伽藍を持つ寺院であったことが想像され、鎌倉幕府の文献・吾妻鏡に浅草寺の記述があることから鎌倉幕府との関係も推測されます。

 他に多数の板碑や火葬骨を収納する渥美(現・愛知県)産の蔵骨器ぞうこつきも発見されています。六角堂の調査では、六角堂基礎の石組から土製や木製の人形、針、櫛、一字一石経、羽子板、漆器、銅鏡など江戸の信仰や生活ぶりがわかる遺物が出土しました。

お問い合わせ

生涯学習課文化財担当(生涯学習センター)

電話:03-5246-5828

ファクス:03-5246-5814

本文ここまで

サブナビゲーションここまで