この秋、約5年半ぶりに旧奏楽堂がふたたび奏でる!
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更新日:2018年8月3日
重要文化財 「台東区立旧東京音楽学校奏楽堂」 リニューアルオープン記念事業を11月に実施します!
旧東京音楽学校奏楽堂外観
平成25年4月より建物保全のため休館していた、日本最古の洋式音楽ホールを擁する「旧東京音楽学校奏楽堂」(以下、旧奏楽堂)が、平成30年11月2日(金曜日)、耐震補強や保存修理等の「保存活用工事」を終えて、約5年半ぶりに音楽を奏でます。
リニューアルオープンにあたって、様々な記念事業を開催します
コンサート用としては日本最古のパイプオルガン
- リニューアルオープンを契機に創設した音楽分野における台東区長賞の授与式と記念演奏会
- コンサート用としては日本最古のパイプオルガンと旧奏楽堂で長年愛されてきたチェンバロによる演奏会
- ボディソニック(体感音響システム)等を使用し、障害のある方もない方も楽しめる音楽会 など
報道関係者等を対象とした内覧会を10月中旬~下旬に予定しております。9月下旬に内覧会のご案内いたします。
旧東京音楽学校奏楽堂について |
記念事業(1)、(2)、(5)は8月3日(金曜日)から募集開始、(3)、(4)は8月15日(水曜日)からチケット発売予定です
【主催】(1)(2)(5)台東区 / (3)(4)公益財団法人 台東区芸術文化財団 【協力】東京藝術大学
記念事業の詳細、申し込み方法等は以下のホームページをご覧ください。
(1)、(2)、(5)について
(3)、(4)について
◆(重要文化財)台東区立旧東京音楽学校奏楽堂 基本情報◆ |
保存活用工事について
旧奏楽堂は昭和62年の移築・復原以来、建物の公開のほか、演奏会や音楽資料の展示を行ってきましたが、経年により外観や設備が老朽化し、また、十分な耐震性能を満たしていないことが判明しました。そこで、旧奏楽堂の文化財的価値を保存し後世へ継承するとともに、今後も「生きた文化財」として活用を継続するために平成27年度から保存活用工事を行ってきました。
保存活用工事における4本の柱
- 耐震補強工事(外壁補強、天井補強など施設の安全性を高める工事)
- 保存修理工事(外壁塗膜の塗り直し、腐朽箇所の補修など経年による劣化・破損に対する工事)
- 整備活用工事(ホール客席取り替えやホール防音窓設置など利便性を向上させる工事)
- 設備工事(セキュリティ機能の向上や老朽化した設備機器を更新する工事)
外壁解体の様子
天井補強の様子
玄関ポーチ補修の様子
屋根目地漆喰の塗り直しの様子
工事後のホール客席の様子
パイプオルガンの修理について
旧奏楽堂のパイプオルガンは、大正9年に徳川頼貞侯がイギリスから購入し、昭和3年に東京音楽学校へ寄贈したものです。パイプの数は1,379本あります。現在では珍しい空気式アクション機構(ニューマティックアクション)を有し、コンサート用としては日本最古のパイプオルガンです。現在、リニューアルオープンに向けて修理を進めています。
写真は修理前のパイプオルガンです
お問い合わせ
文化振興課
電話:03-5246-1146