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こんにちは区長です(平成28年1月1日)

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更新日:2016年1月1日

平成28年1月1日

 明けましておめでとうございます。
 新春を迎え、区民の皆様に謹んで新年のお慶びを申し上げます。

 昨年は、3月の区長就任早々に、上野東京ライン及び北陸新幹線が開業し、2020年東京オリンピック・パラリンピック大会に向けて「躍進台東 新しい台東区」を築き上げるための新たな展開が始まりました。

 台東区は、中小企業を中心とした産業の集積した地域であり、その活性化に向けた取り組みとして、区内中小企業の多様な経営課題に対し、相談をワンストップで行う「ビジネス支援ネットワーク」を構築しました。経営の改善や販路開拓などに意欲的な事業者を支援するため、「台東区産業フェア」の開催に向けた検討を行っています。

 昨年8月には、海外販路開拓に向けて、東京都立産業技術研究センターバンコク支所やタイ王国工業省などを訪問しました。先月開設された東京都中小企業振興公社タイ事務所も含めた関係機関と連携を図り、台東区ブランドを世界に発信したいと考えています。
 また、同時期に開催されたタイ国際旅行博覧会では、台東区の文化や観光地を紹介するシティ・セールスも行いました。

 海外の観光客をはじめ、来街者が安全・快適に過ごせる取り組みとしては、区立施設や循環バス等に無料Wi-Fiを整備するとともに、ハラール認証取得支援助成事業を全国に先駆けて開始しました。すでに10数店舗の飲食店に活用され、ムスリムの方への食のおもてなしが広がっています。

 台東区は、昨年5月に「台東区教育大綱」を策定しました。台東区の歴史、文化を尊重し、すぐれた伝統、技能を継承発展させるとともに、家庭や地域社会の絆を大切に、「教育は人づくり」の観点から、教育施策を推進しています。

 待機児童解消のため、昨年、認可保育所2か所と小規模保育所1か所を誘致、開設しました。加えて今年4月には、認可保育所、区内初の民設民営認定こども園、そして小規模保育所を各1か所開設する予定です。

 さらに、高齢者の皆様が住み慣れた地域で、安心して暮らし続けられるよう医療、介護、生活支援などを一体的に提供する「地域包括ケアシステム」の充実を図っていきます。

 本年7月には、ユネスコの世界遺産委員会で、国立西洋美術館の世界文化遺産登録に向けた審議が行われます。国立西洋美術館は、近代建築の巨匠ル・コルビュジエが設計した日本で唯一の建築物です。登録されれば、東京で初めての世界文化遺産になるとともに、芸術文化が集積する上野の杜の魅力や価値がさらに高まるものと考えます。世界遺産登録の実現に向けて、区民の皆様のより一層のご支援をお願いします。

 新春にあたり、本年が皆様にとりまして希望に満ちた年となりますよう、お祈り申し上げます。

台東区長 服部征夫

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