こんにちは区長です(令和2年7月15日)
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更新日:2020年7月15日
令和2年7月15日
台東区名誉区民 朝倉文夫作「生誕」像を、下町風俗資料館脇に設置し、7月15日(水曜日)に除幕を行いました。
本来であれば来賓の方をご招待した記念式典を執り行う予定でおりましたが、時節柄、限られた関係者のみで実施させていただきました。
この「生誕」像は、終戦後の昭和21(1946)年に、新生日本で立ち上がる若人を、釈迦誕生のポーズに重ねて制作された作品です。昭和39(1964)年のオリンピック東京大会を機に、同年7月15日(水曜日)に、上野恩賜公園袴腰前に設置された生誕噴水塔のシンボルとして、噴水と花壇に囲まれながら上野の街並みに潤いを与え、多くの人々に親しまれてきました。
上野中央通り地下駐車場の整備に伴い、噴水とともに撤去されてしまいましたが、再び、東京でオリンピックを迎えるにあたり、朝倉彫塑館の収蔵庫で保存をしていた「生誕」像を上野恩賜公園内に再設置することとなりました。
長い年月を超え、この地に甦り、令和の新時代を迎えたこの「生誕」像を、蓮の花で彩られた不忍池を臨む、緑に囲まれた上野恩賜公園で、昭和と令和の東京大会の象徴として、輝かしい未来に向けて継承してまいります。
除幕の様子
「生誕」像の前にて
(左から、二木忠男一般社団法人上野観光連盟理事長、小林一雄朝日信用金庫会長、私、石塚猛台東区議会議長)