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糖尿病重症化予防保健指導について

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更新日:2024年8月28日

糖尿病は重症化すると、糖尿病性腎症、糖尿病性網膜症、糖尿病性神経性障害などの合併症を発症します。身体的な負担はもちろんですが糖尿病性腎症による人工透析が必要となった場合は、医療費などの経済的な負担も大きくなってしまします。
糖尿病の重症化防ぐためには食習慣の改善と運動習慣を築くこと、医療機関を受診することです。自覚がないからと言って血糖値が高い状態が続いてしまったり血糖コントロールが上手くいかないと前述した糖尿病合併症を引き起こす恐れがあります。

国民健康保険課では上記のような糖尿病重症化を防ぐために、保健師や管理栄養士などの専門家が生活習慣の改善や見直しに取り組む「糖尿病重症化予防保健指導」を実施しています。

対象の方には特定健康診査(総合健康診査)の受診結果に基づき、糖尿病の危険性が高いと判断された方を対象に医療機関への受診を勧奨し、医師の判断に基づき保健指導を実施します。ご案内が届いた方は是非ご利用ください。

台東区の糖尿病の現状は?

下記の表は令和3年度の台東区の総合健康診査でのHbA1cの検査結果と東京都を比較したものになります。
東京都と比較すると台東区は「正常の方」の割合は低く、「糖尿病が疑われる方」・「糖尿病予備軍の方」の割合が高くなっている事がわかります。

糖尿病予備軍・糖尿病が疑われる方の東京都と台東区の比較
東京都と台東区のHbA1cの値の比較

出典:東京都の割合は厚生労働省第9回NDBオープンデータより
   台東区の割合は総合健康診査(国民健康保険加入者40~74歳)の結果より
※端数の切り上げにより総数の内訳と計が一致しない場合があります。

対象者

●国民健康保険加入者
特定健康診査(総合健康診査)の結果で、HbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)が6.5%以上で、糖尿病で医療機関の受診が確認できない方(区が確認した時点)
●後期高齢者医療受給者
特定健康診査(総合健康診査)の結果でHbA1c(ヘモグロビンエーワンシー)8.0%以上の方(区が確認した時点)

糖尿病重症化予防保健指導に参加された方の声

〇令和4年度に実施した糖尿病重症化予防保健指導に参加された方へ実施したアンケート結果では
糖尿病重症化予防保健指導に参加された方の全員が「満足した・ほぼ満足した」と回答されました。また、食事については全員の方が「気をつかうようになった」と答えており「このまま努力を継続したい」と回答しています。
下記のようなお声もいただいています。

参加者
参加された方の感想

糖尿病重症化予防保健指導の流れ

その1 医療機関受診
区から送付される「申込書兼確認書」に必要事項を記入し、医療機関にお渡しください。医療機関が保健指導の利用が必要と判断した場合、医療機関より台東区へ申込書兼確認書を提出します。
その2 日程調整
保健指導を実施する事業者から、保健指導の日程調整等のご連絡をいたします。面接日程等、できる限りご希望に沿えるよう調整します。
その3 保健指導開始
1か月目 ・生活習慣や治療状況を確認し、目標を決めます。
・目標を達成するための効果的な取り組みを専門の相談員と一緒に考えます。
・面談時間は40~60分です。
2~3か月目 ・初回面談以降の生活習慣の改善状況を確認します。
・取り組みを継続するためのポイントを提案します。
・必要に応じて、目標の見直しを行います。
4か月目 ・中間面談以降の生活習慣の改善状況を確認します。
・取り組みへの励ましを行います。
6か月目 ・6か月間の取り組みを振り返り、評価します。
・指導終了後も、取り組みと自己管理を継続するためのアドバイス等を行います。

お問い合わせ

国民健康保険課 庶務係 保健事業担当

電話:03-5246-1251

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