日常備蓄で備えあれば憂いなし!
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更新日:2024年2月15日
地震や台風などの自然災害は、いつ起きてもおかしくないと言われています。
大きな災害が起きると、ライフラインは止まり、普段通り食べ物を手に入れることは難しくなります。
そんな非常時への備えが大切と言いますが、一体どんなものを・どれくらい用意しておけば良いのでしょうか?
このページでは栄養・食生活を中心に、非常時を想定した日頃からの備えをご紹介します。
発災時に少しでも余裕をもって行動できるように、できることから取り組んでみましょう。
今からの備えが大切
どうして備蓄が必要なの?
災害が起きると、今まで通りの生活を送ることが難しくなり、疲れやストレスがたまりやすくなります。
そんな時、温かくバランスのとれた食事が食べられると、心と体がホッと落ち着きます。
しかし、ライフラインの停止や交通の遮断などで、普段通りにおいしく食べることはとても難しくなります。
そのために、非常時に備えて普段から準備しておくことがとても大切です。
日常生活のなかで、できることからコツコツ備えていきましょう!
備蓄食品ってなに?
「備蓄食品」とは、「非常食」と「日常食品」を合わせたものです。
つまり、災害などの非常時だけでなく、日常的に食べている食品も備蓄食品になります。
- 非常食・・・災害時の備えとして用意し、主に災害時に食べる食品(場面に応じて日常使いもできる)
- 日常食品・・日頃から食べていて、災害時にも食べられる食品
「非常食」だけでなく、災害時も食べられる「日常食品」をローリングストックでバランスよく備えることが大切!
ローリングストックで備える!
「ローリングストック」ってなに?
(1)蓄える:非常時にも保存できるもので、日常的に食べているものを少し多めに買っておく。
(2)食べる:賞味期限が近いものから食べる。
(3)補充する:食べた分を買い足す。
(1)~(3)をくり返すことで、常に一定量の食品が備蓄された状態に!
備蓄する量はどれくらい必要?
備蓄の目安量は、「家族の人数×最低3日分」で、できれば1週間分用意できると良いでしょう。
災害時に意識したい栄養ポイント
栄養バランス
主食・主菜・副菜を揃えると、栄養バランスが整います。
1食で3つのグループが揃うと、自然とバランスが良い献立に近づきます。
レトルト食品や乾物なども組み合わせて、栄養バランスが良いメニューを目指しましょう。
特に気を付けたいこと
- 炭水化物に偏った食生活
- 便秘や口内炎
発災直後の食料支援物資は、菓子パンやおにぎり等が中心で、栄養バランスが偏りがちになり、便秘や口内炎になる人も少なくありません。
肉や魚の缶詰、日持ちがする野菜や乾物、野菜ジュースなどを備蓄しておくと、不足しがちなたんぱく質やビタミンをとることができます。
おすすめの備蓄食品(一般の方向け)
※要配慮者向けのページはこちらをご覧ください
主食グループの食品例
- 精米、無洗米、パックごはん、餅
- 小麦粉、米粉、ホットケーキミックス
- 乾麺、袋麺、カップ麺
- コーンフレーク
- 缶詰パン、乾パンなど
主菜グループの食品例
- 魚・肉・大豆を使った缶詰
- レトルト食品(丼ぶりの具・カレー・パスタソースなど)
- フリーズドライのソース類(丼ぶりの具・カレー・パスタなど)
- 魚肉ソーセージ、高野豆腐、きな粉など
副菜グループの食品例
- 野菜の缶詰(トマト、コーンなど)
- 日持ちのする野菜、漬物など
- 乾物(切り干し大根、干ししいたけ、わかめなど)
- 即席野菜スープ、野菜ジュースなど
その他の備蓄食品
- 果物(缶詰、ドライフルーツなど)
- 乳製品(ロングライフ牛乳、スキムミルクなど)
- 調味料(塩、しょうゆ、砂糖、酢、ケチャップ、マヨネーズ、油、味噌など)
- 菓子・嗜好品(あめ、チョコレート、煎餅、ペットボトル飲料など)
- その他(インスタント味噌汁、ごま、梅干し、ナッツなど)
重要な水の備え
1人当たり1日最低3リットルは必要!
水は生きていく上でなくてはならないものです。十分に備えましょう。
- 長期保存の水
「保存水」の賞味期限は5~10年で、通常のミネラルウォーターよりも長持ちするので、備蓄におすすめです。
- 水以外の飲料
水だけでなく、日頃から飲み慣れているお茶なども、一緒に用意しておきましょう。
カセットコンロ・カセットボンベも備えを!
カセットボンベは、1週間でひと家族当たり6~8本程度用意!
電気・ガスが復旧するまで、温める・沸かす・調理をするのに便利です。
レトルト食品、フリーズドライのスープ、パスタなど、食べられる食品の幅が広がります。
※湯を沸かせるように、鍋ややかんもあわせて備蓄しましょう。
災害時にも使える!パッククッキング
「パッククッキング」を知っていますか?
カセットコンロ・水・ポリ袋・鍋を使って、簡単に温かい料理が作れます。
災害時にも使えるように、日常から取り組んでみましょう。
パッククッキングの詳細やレシピの紹介は、災害時の食の備えとレシピ集をご覧ください。
PDF版を印刷してご活用ください
【リーフレット】いざという時に備えるのは今!(PDF:824KB)
備蓄のポイントをまとめています。ご自宅での備えや、いざという時にすぐに確認できるようご活用ください。
災害時の食の備えについてもっと知りたい方へ
災害時に備えた食品ストックガイド(農林水産省)(外部サイト)
都民の備蓄推進プロジェクト(東京都防災ホームーページ)(外部サイト)
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お問い合わせ
台東保健所 保健サービス課栄養担当
電話:03-3847-9440
ファクス:03-3847-9467