簾作り
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更新日:2024年4月8日
田中義弘・田中耕太朗
平成元年指定
平成31年追加認定
簾には、室内の仕切りに用いる内掛け簾、日除けや目隠しに用いる外掛け簾、障子・衝立・屏風などの応用簾、海苔巻やせいろ用の小物簾などがあります。古くから日本の暮らしの中で用いられてきました。
明治時代に初代・田中仁助氏が本所若宮町で創業した田中製簾所は、現在まで五代にわたり伝統的な技法を継承して、簾を製作してきました。大正6年(1917)から現在地で営業しています。
簾作りは平成元年(1989)、台東区生活文化財に指定され、田中政雄氏が技能の保持者として認定されました。タケ・アシ・ハギ・ゴギョウなど天然の材料で、投げ玉と編み台を使い、下ごしらえから編み・仕上げまで手作りで簾を製作しています。伝統的な編みの技法は八種が伝わり、また、高度な装飾技法として「すかし」があります。
政雄氏は平成5年(1993)に逝去されましたが、その後継者として、子息の義弘氏、孫の耕太朗氏が活躍しています。両氏は平成31年(2019)三月、簾作りの技能の保持者として認定されました。
田中義弘さん
田中耕太朗さん
簾の一例
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