平成21年度予算の主な事業

(額は千円単位を四捨五入)
(●は平成21年度の新規事業)

3つの将来像のための重点事業
2 いきいきとした個性あるまち

 

(13)帰宅困難者対策
1,016万円 (危機・災害対策課)

 東京都の想定では、大地震発生の際は、多数の帰宅困難者が発生し、上野駅周辺の滞留者は約9万人と想定されている。
 このため、上野駅周辺の事業者等を構成員として駅前滞留者対策などの検討を行う「駅前滞留者対策推進協議会」を設置し、駅前滞留者対策計画を策定する。
 さらに、東京都とともに駅前滞留者の避難誘導訓練等を実施する。


協議会参加機関
(予定)

鉄道事業者、商店街、大型集客施設、町会、防災機関など

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(14)太陽エネルギー利用機器の設置助成
375万円 (環境保全課)

 環境負荷の少ない都市の実現に向け、太陽エネルギーを利用した機器の設置費用の一部を助成する。
 補助対象は、区内に機器を新規に設置する場合とし、太陽光発電システムのほか、太陽熱温水器等も対象とする。
 国や東京都の補助制度とあわせて実施することで、設置する区民の費用負担を大幅に軽減するとともに、太陽エネルギーの利用拡大と家庭におけるCO2排出量の削減を図る。


助成金額

○太陽光発電システム
 7万5千円/kw(限度額30万円)

○太陽熱ソーラーシステム
 3万円/平方メートル  (限度額20万円)

○太陽熱温水器
 7千5百円/平方メートル  (限度額  3万円)

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(15)浅草地域ライトアップ構想基礎調査
550万円 (都市計画課)

 浅草地域のさらなる賑わいの創出に寄与するよう、東京スカイツリーの開業も見据え、地域の特性を踏まえた統一感のある良好な夜間景観を、区民との協働で形成していくためのライトアップ構想を検討する。

調査内容

○水辺、道路、商店街等の照明環境の現状

○ライトアップ手法の課題整理等

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(16)水辺の散策ルート整備
190万円 (まちづくり推進課)

 「浅草地域まちづくり総合ビジョン」の水辺活性化プロジェクトにおける水辺の散策ルートとして、新たな回遊性の創出を目指し、歩行者空間を重視した街路整備を行う。
 平成21年度は、交通量調査及びイメージ図(パース)の作成等を行い、地元、関係機関等との協議及び設計を進める。


対象箇所

JR総武線脇区道、江戸通りから隅田川までの区間
(柳橋1丁目13番〜28番)

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(17)鶯谷自転車駐車場拡張整備
490万円 (道路交通課)

 鶯谷駅周辺の自転車駐車場不足を解消するため、現在ある鶯谷自転車駐車場(469台)に加え、隣接する鶯谷放置自転車一時保管所の一部を自転車駐車場として拡張整備する。


鶯谷自転車駐車場
(拡張部分)

○所在地 根岸1丁目5番先

○拡張部分の収容可能台数 約200台

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(18)電線類地中化モデル実施
3,000万円 (土木課)

 道路上の電柱や電線を地中化することにより、利用者の快適で安全な通行空間を確保し、都市防災機能の強化及び都市景観の向上を図るため、モデル事業に着手する。


事業内容

詳細設計

事業箇所 かっぱ橋本通り
(西浅草2丁目22番〜西浅草3丁目1番)
着工予定 平成22年度

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(19)初期消火体制の強化
1,104万円 (危機・災害対策課)

 災害時の地域消防力の強化を図るため、従来から維持管理している消火器に加え、地域住民(自主防災組織)や区職員が活用できる消火栓から直接放水可能な消火器具(スタンドパイプ)を区民事務所などに配備する。
 さらに地域の事業所等への設置を推奨するなどにより、地域住民と事業所との連携も図っていく。


配備数

14セット

配備場所
(予定)
本庁舎、区民事務所、区民センターなど13箇所

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(20)北部地域簡易宿所転換助成
7,650万円 (生活援護課)

 北部地域の簡易宿所事業者が、ビジネス客・観光客等の受入を目的に簡易宿所の設備改修を行う場合、または、住宅等に建替える場合に費用の一部を助成する。
 平成21年度は、助成の一部を増額するとともに、新たに社員寮や商業施設への建替え、ホテル・旅館への建替え等に対しても助成を行い、北部地域の環境改善と活性化を図る。


事業内容

簡易宿所設備改修助成
 ビジネス客・観光客等の受入に対応するための浴室、トイレ等設備改修工事等に対する助成(限度額1,000万円)

簡易宿所住宅・住宅系施設転換助成
 集合住宅、共同住宅又は社員寮等住宅系施設への建替え等に対する助成(限度額1,400万円)

簡易宿所商業施設転換助成
 簡易宿所を店舗・飲食店等他の業種に転換するための建替え等に対する助成(限度額1,400万円)

簡易宿所建替え助成
 ビジネス客・観光客等の受入に対応するための建替え又はホテル・旅館への建替え等に対する助成(限度額1,400万円)

相談員の派遣
 15回/年

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(21)ヒートアイランド対策推進
6,224万円 (環境保全課)

 熱を溜めない都市空間を目指し、屋上緑化等を進めることにより、区内の緑化面積の拡大を図る。
 区有施設では、学校を中心に屋上緑化や緑のカーテンの整備を進める。また、区の花・あさがおによる緑のカーテンを地域へ普及するための講習会やコンテストを実施する。


事業内容

○区立小中学校等屋上緑化整備(新たに2校)     

○区立小中学校等緑のカーテン整備(新たに3校、1箇所)    

○緑のカーテン講習会・コンテスト

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(22)環境基本計画フォローアップ
901万円 (環境保全課)

 地球温暖化をはじめとする近年の様々な環境問題に対応するため、策定から10年を経過する「台東区環境基本計画」を見直し、現況を踏まえた新たな目標と重点施策を盛り込む。
 また、今後の温室効果ガス削減目標などを示す「台東区地球温暖化対策地域推進計画」や区役所自体が対策に取り組むための「台東区地球温暖化対策推進実行計画」もあわせて改定する。
 さらに、学校や地域等の各主体が連携し、環境学習を体系的に推進するため、「(仮称)台東区環境学習推進計画」を新たに策定する。
 これらの4計画により、環境施策の一層の推進を図る。

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(23)交通システム(回遊性)検討調査
500万円 (都市計画課)

 浅草地域、上野地域と東京スカイツリーとの交通アクセスと回遊性の向上を図るため、平成20年度調査を踏まえて、利用者の意向調査、交通需要の推計、新たな交通システムの導入検討など事業化に向けた詳細な検討調査を実施する。

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(24)浅草地域まちづくりビジョン推進
667万円 (都市計画課)

 浅草の魅力と賑わいを高めるための「浅草地域まちづくり総合ビジョン」を推進する。
 協議会を開催して、三つのプロジェクト、「アクセス環境充実」、「賑わい創出」、「水辺活性化」を着実に実施し、浅草の歴史と文化を活かしたまちづくりを進める。

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(25)景観まちづくり推進
1,704万円 (都市計画課)
(まちづくり推進課)

 地域の特性を活かしながら、新たな都市景観を創出し、調和のとれた潤いのある景観形成を図ることを目的として、区では平成15年度から「台東区景観まちづくり条例」に基づき、区民・事業者等と協働して景観まちづくり事業を推進している。
 さらに、平成20年度からは、景観法に基づく景観行政団体へ移行することを目標として「景観計画」策定に着手している。
 景観行政団体移行後は、この「景観計画」に沿って、より実効性の高い景観まちづくり事業を推進する。


主な事業内容

○景観事前協議届出の受理及び助言・指導等

○景観に関する意識啓発
 (景観ふれあいまつりの開催・景観ニュースの発行等)

○景観協定の認定

○景観審議会の運営等

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(26)谷中地区まちづくり
8,054万円 (地区整備課)

 谷中地区は、江戸時代からの寺町として歴史的空間が残る貴重な地区であり、「美しい日本の歴史的風土100選」に選定されている。しかし、老朽住宅が密集し、道路整備も立ち遅れている地区でもある。
 そのため区では、防災性の向上、道路等の基盤整備を図り、また、歴史的な財産や景観資源を活かした魅力あるまちづくりを推進している。
 平成21年度は、まちづくり交付金を活用し、道路の修景整備、案内板の設置、公衆便所の改修などを行う。


事業地区

谷中1丁目〜5丁目、
上野桜木1丁目・2丁目(83ha)

事業期間
平成17年度〜平成21年度

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(27)上野中央通り地下駐車場運営
1億7,963万円 (道路交通課)

 上野地区のまちづくりにおける課題の1つであった路上駐車を減少させるため、上野中央通り地下駐車場を開設する。これにより、道路交通の円滑化、来街者の利便性向上、地域の活性化を図る。

所在地 上野2丁目13番先(中央通り、不忍通り地下)
施設概要

○駐車形式  機械式

○駐車台数  300台

○駐車できる車両 
 全長5.3m、全幅1.9m、全高2.0m、総重量2.3t以下の自動車 (二輪車を除く)

駐車料金

30分ごとに300円
※回数券、プリペイドカードの設定あり

営業時間 24時間営業
開業日時 平成21年3月16日(月)午前10時

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(28)緑と水辺を活かす隅田公園づくり(桜橋整備・園地整備)
8,318万円 (公園緑地課)

 東京スカイツリー開業を見据え、隅田川の水辺空間と良好な眺望を活かしたまちづくりを着実に推進するため、“おもてなし”の視点で隅田公園の充実・魅力アップを図り、にぎわい・誘客に寄与する公園づくりを行う。


対象箇所
区立隅田公園(桜橋を含む)
所在地
花川戸1丁目1番〜今戸1丁目1番
事業概要

○花の名所づくりの推進

○隅田公園再整備(浅草船着場周辺修景整備実施設計)

○桜橋落橋防止システム設置(設計・工事)

○桜橋テラス部転落防止柵設置(設計・工事)

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(29)リバーサイドスポーツセンター体育館大規模改修
13億9,378万円 (青少年・スポーツ課)

 台東リバーサイドスポーツセンター体育館は、昭和58年6月の竣工から25年が経過し、施設や設備の老朽化が進んでいる。
 これに対応するため、平成20年11月中旬より体育館を休館し、改修工事を実施しているが、平成21年度は工事の最終年度となる。


主な改修内容

○老朽箇所の改修
 電気・機械設備、給水管、床張替、屋上防水、外壁等

○施設利用者の安全性、利便性、快適性の向上
 ・1階レイアウトの全面変更
 ・全館冷暖房設備の新設
 ・救急搬送対応型のエレベーター設置

休館期間

平成20年11月17日〜平成21年7月下旬(予定)

改修工事期間 平成20年12月〜平成21年6月
リニューアルオープン 平成21年7月下旬(予定)
所 在 地 今戸1丁目1番10号
敷地面積 2,697.93平方メートル(体育館)
延床面積 11,939.34平方メートル(体育館)
規模 地上5階 地下1階
施設概要
《体育館》
第一競技場、第二競技場、第一武道場、第二武道場、弓道場、相撲場、エアーライフル場、卓球場、トレーニングルーム、会議室

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